ゴスペル教室に入りたい初心者の方におすすめの選び方や疑問あれこれ

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

今や日本でも流行を超えてスタンダードな趣味の一つとなったゴスペル。

気軽にトライしやすい反面、あまりにもたくさんありすぎてゴスペル教室やグループを選ぶのも大変なほど。

一方で、かっこいいし興味はあるけど歌なんてやったことない自分にできるかな、などという不安も聞きます

でも、せっかく持った興味の種を潰さずぜひ大きな花を咲かせて欲しい。

かつて様々なタイプのゴスペルグループに所属し指導にも携わったりワークショップを企画する経験を生かして、
でも今はクワイヤーを自分では指導してないという特権も武器にし
教室の選び方やおすすめしたい準備、心構えをお伝えします!

ゴスペル教室に興味をもったのは?

ゴスペルに興味を持ち、教室に入りたいと思ったきっかけはなんでしょう?

何をするにおいても大事なのは「目的」を見失わないこと。

「なにがやりたいのか」
「なんでこれをやりたいと感じたのか」

を忘れないでいれば必ず自分にぴったりの教室やグループが見つかるはずです。

もちろん、
ただただかっこいい
なんとなくピンと来た!

っていう 直感型もありますよね。

むしろこちらの方が多いと思います。それもとても大切です。

でもきっと、
「ゴスペル教室探してみる!」と行動に移すほど惹かれた、自分の好きな側面があるはずなんです。

そこを掘り下げることも忘れないでくださいね。具体的には後述しますが、頭の片隅に置きながら読み進めてください。

ゴスペルとは?その魅力にせまろう!

ゴスペルに感じる魅力は人それぞれ。多様な側面がありますけれど、あなたはどんなところに最も惹かれますか?

ここでその魅力をまとめてみましょう。ほんの一部ですけれどね!

ゴスペルの黒人音楽ならではの歌い方

ゴスペルを歌う黒人シンガー達の

パワフルでエネルギッシュで、
でもとてもエモーショナルで
R&Bやソウルの味わいもたっぷり含む
(本来はゴスペルの方が古いでしょうが)
難しそうだけどかっこいい、
ただただクールでホットな歌

に惹かれる人は多いでしょう。

私が20年ほど前ゴスペルに興味をもったのはまずはここからでした。

どうやったらこんなふうに歌えるんだろう?
何を練習すればいいのだろう?
何が違うんだろう?

その歌の魅力にとりつかれた人は少なくないはずです。

是非こちらもご参考に。

荘厳な宗教音楽と共存するファンクなリズム

忘れていけないのはゴスペルというのは宗教音楽だということ。

歌詞が英語なので多くの日本人にはその意味がスッと入ってこないでしょうがものすごく敬虔で、神を讃えるワードばかり。

例えば、コンテンポラリーゴスペル
(ざっくり言うと、トラディショナルなゴスペルではなく、現代的でオシャレなゴスペル)
で、不動の人気を誇るKirk Frankrin(カーク・フランクリン)の人気曲

Hosanna

no greater love in this world but you
no one can compare to the things you do
wherever you go I will follow you
Hosanna forever we worship you
Hosanna forever we worship you

あなたほどの偉大な愛は存在しない
だれもあなたと同じことをなし得ない
あなたがどこに行こうとも私はついてく
永遠にあなたを賛美し続けます。

カーク・フランクリンの作品は「いろんな意味で受け取れるな」という感じの、解釈次第に様々な受け取り方が可能な
自由度の高さがあります。

また、R&BやHipHopアーティストとも共演を重ねクリスチャンではなくとも入りやすいゴスペルをつくってくれていると個人的には感じています。

でもこの曲は、歌詞はタイトルからして『神を賛美する」と言う意味。宗教音楽らしい壮大さを語っている。

曲調は、といえば、オープニングのキャッチーなリフFUNKなバッキングに多彩で重厚なコーラスワークに、どんどんテンションが上がる構成でダンサンブルな16ビートのバンドナンバーに仕上がっています。

非常に敬虔で神を讃え賛美する歌詞が、グルーヴィーでノリが良い、多くの人の心を掴む仕上がりになっているように思います。

一方でトラディショナルなゴスペルは、コンテンポラリーのような華やかさやキャッチーなバッキングはないものの
よりシンプルでソウルフルなヴォーカルを感じて胸にしみます。

いずれにせよ宗教音楽らしい荘厳さとただ美しいだけではない強いリズムが合わさっています。

後述しますが、宗教音楽である由来や成り立ちはアメリカの黒人達の歴史にも関わります。

歴史的背景に関わる深さや文化的な要素

ゴスペルを歌うならばそのルーツを知っておくことは、歌詞に込められた意味をしっかり捉え曲の背景を知っておくとより気持ちが入ります。

なぜアメリカでゴスペルが生まれたのか?
なぜ宗教音楽として確立したのか?
このようなリズムの由来は?
感情に訴えて離さない歌い方はどこから?

この辺りを知らなくても別に歌は歌えますが、知るとより楽しく気持ちよく歌うことにつながります。

この複雑かつ根深い歴史こそがDNAとしてゴスペルの曲達に注ぎ込まれこの音楽に深淵で多彩な味わいを
与えていますからね。

私たちは知らないうちにそこに魅せられてるのかもしれません。

私なりの学びと解釈はこちらに書きましたので是非ご一読ください。

コールアンドレスポンスで一体感を得られる

ゴスペルの魅力はやっぱりかけあい、と言う人も少なくありません。

ソロヴォーカルが歌った歌詞を、コーラスメンバーがハーモニーで復唱する、というスタイル。
ソロヴォーカルではなくディレクター(指揮者)がソロを担う場合もありますね。

本場のアメリカでは特にAメロやサビの回数や具体的な曲の構成が決まっていないことも多く、私たちはディレクターに注目をしなければなりません。

そして、タイミングを合わせるためには、周囲にも気持ちを向ける必要があります。

また、同じ歌詞やメロディーを繰り返していくことで高揚感を得られ、気持ちはどんどん高まっていきます。

これはかなりショーとして洗練されていますが、イメージできますでしょうか。

20代の時に私がアメリカ人のディレクターの素で歌っていた時はまさにこれでした。

ひと時も目を離せないでガン見して、周りとは心を合わせて時に手を繋ぎ歌う。

そうやって一体感を皆が味わってるゴスペルグループやクワイヤーは、技術的なレベルにおいては決してハイレベルではない場合でさえも、聴く人の心を打つものです。

そのクワイヤー時代のディレクターの話はこちらの個人ブログにも書いてあるのでよかったら。

クワイヤーによってはそのスタイルに差がかなりあります。譜面を中心に構成を変えないで進めるところも結構あります。良し悪しはないので自分がどうしたいかを念頭において、調べてみてください。

美しいハーモニー

やっぱりゴスペルの魅力といえば「ハーモニー」ではないでしょうか。

上からソプラノ、アルト、テナーの3声でハモることの美しさはゴスペルの醍醐味。
人数が多ければ多いほどその荘厳さも力強さも増すことでしょう。

声は音であり、音は空気の振動。人間は一定の振動を心地よいと思う動物です。

重なる振動の波に私たちは身も心も心地よさを感じられるのでしょうね。

是非最後まで聴いてください。

初心者が楽しめるゴスペル教室の選び方

今まで上げて来たゴスペルの魅力。

こういうのを見ると

全部英語の曲なんて無理!
宗教音楽は抵抗があるかも・・・
ハモリなんて合唱以来歌ってない。
リズムとるのは大の苦手です・・

そんな方も多いかと思いますが、全く問題ないのでご安心を!

なぜ大丈夫かといえば

1.多くのグループが初心者に丁寧に教えてくれる
2.音楽は楽しむもの

多くのグループは初心者に対してとても丁寧に指導をしてくれるからご安心くださいね。

教室やクワイヤー以外に、ゴスペルの自主サークルなども多いですが、そういうところにもベテランの先輩がいるでしょう。もしかすると初心者の場合はきちんと講師がいる方が色々質問などもできるし安心かもしれません。
講師については後述しますね。

また、2がより大事なポイントです。
日本人は「うまくやること」に重きを置く傾向にあります。

でも、音楽は「うまくやる」ことよりも「楽しむ」ことが何より大事です。

「ゴスペルはそもそも宗教音楽」ということもあるからか、技術的側面よりも心の充足を大事にしているグループも多いように見受けられます。

技術や学びに細かいところより、まずは楽しさを感じられる環境の元で歌っていきたいですね。

ゴスペルをやりたいと思った目的を考えてみる

「ゴスペル教室に興味を持ったのは?」
と先ほど聞きましたが、なぜやりたいと思ったのか、目的を考えて見ましょう。

「ただピンときた」という直感ももちろんあっても行動に移すほどの原動力があるはず。

その目的と合致する教室がよいのはもちろんです。

同時に、目的を忘れなければ「ここは違うかな」というポイントを見極めて置くこともできます。

一体感を味わいたいのに参加人数がいつも5、6人程度ではその体験はできないかもしれない。

ハモリを楽しみたいのにユニゾンが多い曲ばかりやるグループもあるかもしれない。
(ユニゾンのワンボイスも大事ですけれどね)

本場の空気を味わいたいのに英語が苦手な日本人の先生。

星の数ほどあるクワイヤーですからいろんなタイプがあります。優劣ではなく、違いですね。

自分の求めるものを見失わないようにしたいところです。

「ゴスペルをやりたい目的」
と言われてわかりにくかったら、
「ゴスペルのどこに最も魅力を感じるか」
をぜひ自分に問いかけてください。

そこを基準に選ぶとよいですね。

ゴスペル教室を選ぶポイント!都内へのアクセス重視や教室規模・料金などは?

どんな習い事でも重視されるのが

*アクセスのしやすさ
*教室規模
*価格
*講師の実績

あたりでしょうか。
細かくチェックしましょう。

ゴスペル教室やスクールへのアクセス

アクセスがしやすいのはどんな習い事においても継続しやすいとは思います。

ただゴスペル教室は日本全国に星の数ほどあります。
都内だけでも規模はともかく数え切れないほどあります。

都内であれば、ご自身の職場や自宅から通いやすいところに複数の教室があることが多いようです。

地方ですと、通えるところが多少限られるかもしれませんが、
その中でも自分にあうところを見つけるのが大事です。

教室の規模

大手の音楽教室には(YA◯◯HAさんなど)必ずと言っていいほどゴスペル教室部門があります。

いわゆる大手のボイトレスクールにもゴスペルセクション、あるところが多いです。

また、ゴスペル教室として全国にスクールを展開しているところもあります。

こういう大手の最大の利点は、
教室間・地区間の交流があることや、
場合によっては練習の振替なども可能なことでしょう。

コンサート開催も規模が大きくなるので盛り上がることも多いようですし、交友関係が広がり楽しんでる大人の方々、当教室の方々にもたくさんおります。

友達を増やしたい、また大きなイベントなどで歌いたい、という目的がある場合は、大手の方が良いかもしれません。

講師の実績

ゴスペル教室などの講師は「ディレクター」と呼ばれます。指揮者のことですね。

日本人の講師の多くはゴスペルクワイヤー出身の人、
また、ボイストレーナーとしての活動の方が早かった方もいるようです。

経験年数や高い実績は信用の証の一つ。きちんと確認はしておきたい。

しかしながら、上述したようにゴスペルとは非常に精神的な充足に関わり、楽しむ上で高揚感や一体感を味わえるか、というのもとても大切な点です。

いくら経験年数が長くても指導実績が素晴らしくても大人数のコーラス指導には適正もある。
(まあ、苦手な人はそもそもディレクター業についてないでしょうが)

また、ゴスペルグループは人数が多いので講師が一人一人の声や気持ちにどれだけ寄り添えるかも大切です。

区別せず優劣をつけずに、また、見逃すこともなく一人ずつを丁寧に見てくれる先生が良いですね。

私はゴスペルの指導を日常的にしていませんが、グループレッスンにおいては、いつも心がけているところです。

ゴスペルやるのに譜面読めない、ボイトレしてない、大丈夫?

ゴスペルやりたいけど譜面が読めません

本場アメリカでのゴスペルは譜面が無いことが多いようです。

実際、先ほどご紹介した私が所属してたアメリカ人ディレクターのクワイヤーもアメリカ滞在時に訪問したクワイヤーも譜面は全く使いませんでした。
(バンドの場合は必要です。)

譜面はあくまで道しるべ。参考にできますがそこに依存するべきではない。

大事なのは「聴く耳」です。元々の曲の歌を、演奏を、しっかりと聞きましょう。

だから、譜面が読めなくても全く問題ありません。
むしろ譜面が読めないと困るような教室は行かなくていいとさえ思いますよ。

ただ困った時の手助けにはなるので
譜面を読めたら便利ではあることは間違いないです。

歌そのものをだいぶ歌ってない・・ボイトレはすべき?

なんどもいうようにゴスペルは楽しむためのもの。

ボイストレーナーの私がいうのもなんですが、
技術をあげる<楽しむ
の図式が当てはまるジャンルだと思います。

だからあまり気にしなくてOK!
ただ、下記の二つの場合においてはボイトレをおすすめします

最近全然歌っていなくて自信がない

最近歌から全く遠ざかっている・・
カラオケすらご無沙汰・・
そういう方も多いでしょう。

それでもゴスペルはもちろんできますが
歌を楽しむ余裕が全く持てない程なら、
少しばかり慣れてから教室に通った方がよいかもしれませんね。

発声に、歌うことに、慣れるのです。

最初にうまくなる必要はありません。
普段歌ってない人にとって発声そのものが結構なハードルになるのでそのハードルを下げるべくトレーニングをするのです。

発声とは筋トレですからね。

全く筋トレしていないのに
突然ボディビルクラブに入る気はしないでしょ?

まず最初に歌うための準備をボイトレでしておくことはある意味近道です。

ゴスペルを十分楽しめて欲が出てきた

歌に限らず楽器でもダンスでも、それを楽しめるようになってくるともっと上達したくなります。

上達して思い通りに歌い奏で踊れることが楽しさをより加速させてもくれます。

ゴスペル楽しい!気持ちいい!でもなんだか少し物足りなくなってきた、、

と思った時は、もしかすると次のステップに昇る時かも。

そんな時正しいボイストレーニングやボーカルトレーニングは、は大きな手助けとなります。

まとめ

ゴスペルをやりたい!教室に入りたい!そう思ったならば、初心者であることをまずは忘れましょう!

心配してまごまごしてては変わりませんからね。ぜひお伝えしたことを参考にして一歩動き出して見てくださいね。扉はすぐそこに開かれています。

2021年11月追記

2020年3月以降はパンデミックによりゴスペルができない時期が続きました。2021年秋現在はだいぶ感染者数が落ち着いてきたのでZOOMと現地のハイブリットで練習を再開したところも多いです。

マスクの使用やパーテーションの有無などはそれぞれのクワイヤーの考え方にもよるでしょう。そこの基準も自分にぴったりしたところを選んでくださいね。その感覚が同じグループの方が、きっと気持ちよく歌うことができるはずですからね。

早く以前のように堂々と大勢で歌える日が来ると良いですよね!

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる