ちゃんと評価されたいのだ!


こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

ゴスペルのお仕事を三日に一度とあけずにしていた20代の頃のこと。

とあるお仕事に事務所のお偉いひとが聞きに来ることになりました。

もっと仕事の幅も広がるかもしれないし、
何かに抜擢されるかもしれない、
そう思ってワクワクドキドキしながら
その日のパフォーマンスを懸命に努めました。

終わってからかけられた言葉は「まあ、もうちょっとだね」と。

それ以上の言葉はもらえず、何が悪いかわからず途方に暮れたこと、よーく覚えています。

こんなにたくさん練習してる。
あんなに時間もかけている。
良いと言ってくれる人もたくさんいる。
自分で聞く限りは悪くないと思う。

それなのに、
褒めて欲しい大人の熟練者たちには
思うような言葉をかけてもらえず、
「正当な評価をしてもらえていないのでは、、」
とひねくれた気持ちにもなりました。

 

でも今ならわかります。
わかっていなかったなああ・・・と。

費やしていた時間もお金も労力も
方向性を間違えていたら身を結ぶことはありません。

今自分が真っ当に評価をされていないと思うなら、嘆く前にちょっと冷静に見回してみましょうよ。

 

マーケットが間違っている

評価してもらえないと感じる場合
状況として陥っていがちなのが
マーケットが間違えていること。

もっと簡単に言うなら、ジャンル違い。

音大でずっとクラシックを歌ってた人が
そのままのやりかたで演歌を歌っても
なんのこっちゃ、ですよね。

「そりゃあそうだろ」と思うことなかれ。
わかりやすい例えを挙げましたけど、
結構多いですよ、こういうこと。

ソウルフルすぎるAikoも
パワフルでボリューミーなボサノバも
その界隈ではあまり求められていないように感じます。

これはどういうことかと言えば自分を知らないということ。

だからまず自分としっかり向き合いましょう。

 

自分は何が歌いたいのか
自分が歌いたいジャンルは本当にそれなのか
どんな声を出したいのか、
どんなふうに歌いたいのか。
どんな歌が得意なのか
自分の声を活かすのはどんな声か

それら全てが合致したら、
それは幸せでしょう。

でも必ずしもそうではないし、
歌うことに限っていうと
それ以前に自分の方向性を見定められない。

だからよく自分と向き合うことが大切です。

 

耳が育っていない

昨今は自己啓発的というジャンルも
だいぶ市民権を得たようで
『自己肯定感』という言葉をよく聞くように思います。

じぶんのうちなるモヤモヤや満たされなさが
自己肯定感に起因していた、
と気がつく人も少なくいようです。

でも中には、
「自己肯定感が低い」の仮面を被って、
むしろ自己評価は高いけど
周りの評価はそこまで高くないので
その差に息苦しさを感じている
人がかなり多いです。

本人が気がついてないことがほとんどと思います。

歌においてもこの現象に陥っている人が少なくありません。

ああ、耳が痛い、20代の頃の私もそうでした。
自分の歌、結構悪くない、と思っていた。
なんならほんの5年くらい前までも
『なかなか歌えてんじゃね?』
くらい思っていました。

ところがです。

最近昔の音源を聴いて愕然としたんです。

ああ、全然歌えてない、と。

私は何をもって歌えていると
思っていたのだろうか、
もっと評価されたいと
思っていたのだろうか、
この歌で。

 

この数年の間に大きく変わったことは
数え切れないほどありますが、
一番の変化は耳が育ったこと。

 

お師匠に出会いボイトレを根本から叩き直し、
発声や身体の使い方はもとより
表現力を養うための曲の聴き方もガラッと変わりました。

そして様々なご縁をいただき
お師匠はじめ日本のトップクラスの
ミュージシャンやボーカリストと
一緒のステージで歌わせてもらって
最高級のクオリティの音を身体で直に吸収しました。

歌や曲との向き合い方は進化をし、
フォーカスできるサウンドが増えたり
感じられるリズムがより体感できるようになり、
ちょっとした表現の差や
音の違いに気がついたりなど、、
耳が育って来たのを実感しています。

そんな耳で聞き直して、
過去の自分の歌が全然いけてなかったことに
気がついちゃったわけです。

今の自分の歌もまだまだってこともわかっちゃったわけです。

 

ああ、耳を育てるって怖いですよ。
新しい世界を知ることですから。

もちろん、私もまだまだです。
気がついていないサウンドがまだたくさんあります。

でもね、気がついた時が第一歩。
耳を鍛え上げていく方法はたくさんあります。

そのときは誰よりまず先に、
自分が自分の声をしっかり評価できるようになるはず。

これこそが大きな自信になる。
そこに向けて前進、あるのみです。
もちろん、私も一緒にがんばりますよ。

 

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