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裏声と地声が切り替えられない人の2つの勘違いと根本原因!うまく繋げる練習方法

こんにちは 大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

高い声を出せれば良いわけではないんだけれど、やっぱりみんな高い声をしっかり地声のように出したいですよネ。

ここ数年、レッスンの問い合わせのお悩みの7割くらいが
「高い声をしっかり出したい」というもの。

そのためには「裏声」と「地声」の切り替わりをスムースに繋げることが大事。

なのですが、そのことも割とわかってる人が多いです。

ところが、、、最初から大きな勘違いをしてる、スタートラインにたてていない人がとても多い。

先日初めての方のレッスンでも「ミックスボイスの強化をしたい」と申し込まれたのですが、それ以前に解消しなければいけない課題がありました。

他に原因があるんです。これは下手すると声帯を痛めてしまい、どんどん悪い状況になるのでなんとか気がついてほしいと思います。

裏声地声の切り替えが上手くできない人の意外な原因、とどうやったら上手く繋げられるのかをここではお伝えしていきますね!

練習してるつもりなのになかなか変わらない人はもしかしたらここに原因があるかもしれませんよ。

目次

裏声と地声がうまく繋げられない人の思い込み<前提の勘違い>

先に地声と裏声の違い、そして多くの人が思い込んでしまっている前提の勘違いをお伝えします。

地声と裏声って表裏一体ではありません。それしかないわけじゃない。

「ですよね、ミックスボイスとかいうその間に該当する声もありますものね」

はい、そうです。でもそれだけでもありません。

声というのは音色も密度もつながっていてどこまでも切れ目ないグラデーションです。どこからが地声で裏声でミックスボイスでとかないう境目はありません。

多くの人が、ON/OFFボタン、もしくは大・中・小しかメモリがないかのように思っていますが、そうではありません。

地声と裏声の違い

とはいえ確実に地声と裏声の違いはあります。何が違うかというと声帯の振動の仕方が異なります。

声は、声帯の左右のひだ(声帯の正門)が吐く息によって重なり合って振動しあうことによって声がでますが、裏声はその時に厚みを伴わず表面の粘膜だけが振動して触れ合っていること。

地声は厚みを持って振動していること。その厚みを増すほど声が大きくなります。

厚みを持ってというのがピンとこない方もいるかもですので、こちらのYouTubeをお借りします。

ここは声帯、つまり喉仏あたりの断面図ですね、声門が振動しているのがわかると思いますが同時にぶつかり合うように厚みを持って開閉しているときがあるのも、なんとなく見てとれるのではないでしょうか。

この重なり合い方を見ると想像できると思いますが、緻密に声帯のひだの重なり合い方が変化していってます。

まるでステレオのスピーカーのつまみを少しずつ上げたり下げたりするかのようにスムースな動きです。ON/OFF、や大中小ボタンだけでは声というのは成り立たないんですね。

地声・裏声・ミックスボイス、、といった声の境目のメモリもとても細かくて緻密な組み合わさり方をし、ゆるやかなグラデーションを作っているということをまず前提においてください。

裏声と地声がうまく繋げられない人の<原因の勘違い>

前提にある思い込み・勘違いをお伝えしましたが、今度は「原因」に関する勘違い。

裏声と地声の切り替えがスムースにいかずに上手く繋げられない人は、その原因の多くを「喉に力が入ってる」という一択に思い込みがち。

喉に力が入ってるとか、身体が力んでいるからだ、と思い込むので、

とにかく「脱力が大事!」

と必要な呼気圧までセーブしてしまったり、、もっとひどい場合は声帯の閉鎖も起こせず息漏れを起こす場合もあります。

しかし、裏声と地声がうまくつながらない人の理由は大きくは二つあります。

1力んでしまってる
2呼気圧がたりない

1であれば皆が想定しているほうなので問題ないのですが、中高年女性は2の原因に陥ってくることの方が圧倒的に多いです。

しかも、この二つは相反する原因なので、勘違いしていると一向に裏声と地声は美しくつながっていきません。

ちなみにこの二つの原因は下記の四つの声のパターンに現れます。

①喉をぐっと詰めて高音が出ない
②高さはでるけど裏声になる
③声がひっくり返ってしまう
④全体的に柔らかい声でその高さも出るけどパワーがない

この原因と詳細はこちらのブログととYouTubeに詳しく載せてるので是非チェックを。

裏声と地声が上手く繋がらない根本的な理由

そして最も問題なのはここからです。

裏声と地声の切り替えができず、上手く繋がらない原因を「1力んでしまってる」と思い込んでる人の中に、実は「2呼気圧がたりない」どころか、声帯がきちんと閉じておらず息漏れしてしまっている人も少なくありません。

先日体験レッスンきた方もこの方でした。

この勘違いは独学を続けていたり、体験レッスンを転々としてると起こりやすいです。永遠に1力んでしまってる」練習をしているからなかなか変わらない、それどころか余計声が出にくくなり枯れてしまったり声がカスカスしてしまいます。

こういう人の特徴は(全てがそうとは限りませんが)

・喋り声も歌も少しかすれぎみ
・裏声と地声の音色がガラッと変わる
・裏声と地声の切り替わり地点(換声点)がとても低い


どれか一つでも当てはまってたたら要注意。全部当てはまったらメディカルチェックをおすすめします。

裏声と地声の切り替えの部分を「換声点」もしくは「チェンジ」などと呼びますが、普段から歌を歌っている50代前後の女性で、チェンジが真ん中のド〜ミ(C4〜E4)あたりだと怪しいかもしれません。

(日常的に歌ってない人が最近歌を習い出したばかり、というような状況の時は、そもそもの筋トレ不足ということで上記のような状態はよくあり得ます。)

以前発声で無理をしたことがある、または継続的な不適切な発声の積み重ねで声帯結節ができてその跡があったり、部分的に声帯が浮腫んでしまってるなど声帯の状態が悪い場合、もしくは極端に声帯閉鎖ができていない場合、そのどちらかか両方です。

一度できた結節を放置していたらその影響は多かれ少なかれあります。私も二度もできてしまったことがあるんです。今でも少し疲れ気味の時などはその結節の跡が悪さをする時があります。

声帯のひだは「歯」と同じで自然治癒することがない、代わりのきかないものなんです。

でも安心してください。私を見てださい。正しくは聞いてください。インスタやYouTubeのに歌動画もありますが、十分なかなか良い声で(自画自賛w)、かすれることなく歌えています。

結節の跡がある、またはそれに近い状態にある人も、発声を工夫すれば今までと同じようにまたそれ以上の声を出すことが可能です。

つまり繊細で気を使った発声をしなければいけないということですが、そのトレーニングの分声の音色や使い方の幅はものすごく広がります。チャンスです!

するべきトレーニングは色々ありますが、「2呼気圧が足りない」の練習とほぼ同じ、それを人一倍繊細に行うことです。

最初のうちは

・息の混じらない芯のある安定した裏声を出す
・しっかり目のハミング
・音のでだしで少し息を止め気味にする

あたりが取り組みやすいです。
上記YouTubeでも詳しいYouTubeありますし、下記にもヒントがあります。

レッスンで声を聞かせてもらい、歌ってもらったり発声練習をしていくと大体こういう方はわかります。先日のレッスンの方もこんなお礼のメッセージをくださいました。嬉しい♪

状況を確実に把握するには声専門の耳鼻科にいって声帯を診てもらうのが確か(保険適用でできますよ)です。

今まで「この声はあやしいな・・・」と思って耳鼻科に行ってもらった人の7割ぐらいは声帯結節の跡がありました。

あと3割は発声の問題でしたがあぶなっかしかったので耳鼻科に行ってもらって正解と思いました。安心してトレーニングできますからね。

ただ状況をクリニックで把握しても、それを修正するのは発声のトレーニングだけです。(急性期は多少薬などの治療もできます。)

裏声と地声が上手く切り替えられない&繋げられない人は、これらのそもそもの勘違いを持っていないか、根本的な声帯の課題を抱えてないか、自分がどこに当てはまるか今一度振り返ってみてくださいね。

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