喉を痛めやすい人の特徴と、喉を痛めない歌い方・話し方・喉ケア

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子です。

ご自身が歌ったりまた喋りなどで声をよく使う方なのに、喉をよく痛めたり枯らしたりしているとしたら、さぞかし困っていることでしょう。気持ちをお察しします。

何を隠そう、かつて私自身が喉を痛めやすいタイプでいつも困っていたから。

でも、経験を積むことで見えてきたものが沢山あります。

自分自身や周囲の経験、声帯の特色や声のでるしくみ、また耳鼻咽喉科の先生のアドバイス等を考えると、喉を痛めやすかったり声を枯らしやすい方は大きくわけると4つが考えられます。

そして、それは声の出し方と身体的なことの2つに大きくわけられます。

歌い方、喋り方で喉を痛める人の特徴と対策

1.がなって大きな声を出す人

大きな声を出そうとして喉をしめて声をだす人には非常に、喉を痛めやすい人が多いです。

大きな声を出そうとして、喉をグッと締めて声帯周りの筋肉を緊張させてしまい、そこで無理に声をだすから喉に負担がかかる。

それを続けることで更に喉が疲れてきたり強い張りを感じるようになったりします。

がなり声の人の喉を痛めない歌い方

大きな声を出したければ、
大きな声を出そうと思うより「響かせよう」と思うこと。

そして歌っている時も話している時も、
声は前に出ていますが
その時の力は前に向かわず上に向かうこと。

身体のど真ん中の軸をぐっと感じて、
そこを火の玉がギューーンっと上って行き、
頭頂部からシュワッチ!と頭上へ拔けていく
「力の向き」を感じることがとても大事です。

皆、この「力の向き」を前に感じてしまい
首が前に出てしまい首周りに緊張が起こり、
その上で大きな声を出そうとして声帯周りの
筋肉に負担がかかり喉が痛くなるのです。

力の向きは常に中心軸から上に向かう感覚を意識しましょう!
これはめちゃくちゃ大切で、レッスンで100万回位でてきます。

プレゼンや接客業などの、歌ではなく話しのときにも意識をしたほうが良いポイントです。

 

2.息の量が多すぎる、強すぎる

声を大きくしようとして同時に息も強く吐いたり、息の量を増やしてしまう人も喉を痛めやすいです。

息の量はどんなに大きな声でも
ちなみに、どんなに高い声でも
常に一定でそんなに沢山必要ではありません。

でも、「大きな声だから、もしくは高い声だから息もたくさん必要だ」などと勘違いしていたり、
(実はそう書いてるボイトレブログやスクールコラムが多いです><)
吐く息と声帯の閉じ加減のバランスが悪いと、声帯に不要な呼気がぶつかり負担をかけるばかり。

喉も乾いてきてどんどん疲れてきてしまいます。

話しにくくなる、歌いにくくなるので、
「もっとちゃんと喋ろう、大きく話そう歌おう」
と思ってドンドン息を多く吐くという
同じことを繰り返す悪循環に陥ります。

息が多い、息みがちな人の喉を痛めない歌い方

息の量が多かったり強買ったりする人は、
まずは優しく「マー」と一音だけ
丁寧に発声する練習から始めましょう。

最初の入り方がポイント。
ゆっくり優しく声を出すようにして下さい。

勢いを強くして、投げつけない。
マーーー」と、
勢い良く声を吐き出さなように。
いい感じのスピードでやんわり声をだしてあげましょう。

また、息漏れ気味な人は、
声帯が上手く閉じられてない可能性があるので
息を止めるイメージを持つのも良いトレーニングです。

身体的に喉を痛めやすい人の特徴と喉ケア

鼻が悪い

喉が痛いのに鼻が関係するの?
と思う方もいるかもしれませんが、
これはとっても大切なこと。

鼻炎や副鼻腔炎、後鼻漏、
また花粉症やアレルギーなどで
常に鼻づまり、また鼻水が出てる人は、
知らず知らずのうちに口呼吸になっています。

鼻が詰まってるから鼻から呼吸がしにくくて
口から吸うってことですね。

歌う時は口呼吸をしていることのほうが多いですが、
普段の生活の中ではなるべく鼻呼吸を心がけたいもの。
鼻は鼻毛や繊維質がたくさんあり、自然と浄化と加湿をしてくれてるのす。

一方口呼吸は、空気中のアレルギー物質や
汚染された大気、乾燥した空気を、
バリアや防御無く取り込んでしまい
風邪も引きやすくなります。

また、口呼吸になると喉はずっと乾いた状態になり
声帯も疲れやすく声を出す時にも
影響が出てくることがあります。

特に睡眠時は顕著なので、
口を開けて寝ている人は
翌朝喉がイガイガしたり乾いたりしているはず。

思い当たる場合はすぐケアしましょう。

鼻が悪い人の喉ケア

軽度の鼻炎は特に放って置かれがちなので、注意が必要です。
よく歌ったり喋る人には、想像以上に影響が出ます。

アレ?と思い当たるフシがあれば、
一度クリニックなどで見てもらうことをオススメします。

必要な薬をもらったり、
またサプリメントやアロマなどで対策する、
など自分にあった対策をすることが大事です。

ちなみに私も鼻炎持ちなので、
アロマと時々ホメオパシー、
またひどい時は点鼻薬も使いケアをして、
寝る時はマスクをつけています。

冬だけじゃなく、夏のクーラーを使うときこそ加湿器を使用したりもしてますよ。

声帯に結節がある

声帯は左右の粘膜のヒダが閉じ、
そこを吐く息が通ることで振動をして声が出ます。

その声帯の粘膜の部分にポリープや結節と呼ばれる節があると、
声帯の閉じるバランスが悪くなり声に影響が出てきます。

大きいポリープがあると声への影響も顕著でしょうから直ぐに気がつき対応もできますが、
気が付かずに小さな結節をずっと抱えてる人、多いようです。

声帯にポリープや結節があるなら

これは私自身の経験ですが、
声帯の疲れが重なると、
小さな結節の周辺が硬くなり
微妙な声の変化に対応できなくなります。

これは実際にクリニックに行って見てもらったもらい言われたこと。

歌を始めた頃は「がなって声を出す」傾向があった私。
ゴスペルのお仕事が重なって、
その上風邪を引いて無理してがなって、
結節ができた、、その結果です。

その後発声を正しく一からやり直したおかげですっかり良くなりましたが、
ライブやイベントが重なって声帯に疲れが出たり、
少し無理して声を出したりすると、
その声帯結節の跡がちょこっと悪さをし始めるようです。

声帯はクリニックでストロボスコープを使って見るもので、
自分では見えるものではありません。
気になる症状がある場合は診てもらうと安心です。

なかなか面白いですよ^^
こちらに私の声帯の写真がありますので良かったらご参考に♪

また、ハスキーボイスの人も
場合によっては結節がある可能性があります。
気になる方はなるべく早めにメディカルチェックしてくださいね。

 

もう喉は痛めない、枯らさない

私は昔から声量があるパワフル系の声です。
でも実はこんな理由でとても喉を痛めやすかった。

しかし、発声のしかたを変えることと正しいケアでずっと楽になります。

鼻炎・後鼻漏があり、いまだに鼻問題には
悩まされているので、そこから風邪を引いちゃう事はあるのですが、
それでも理由がわかってるので対策が十分できます。
昔よりずっと喉を痛める頻度は減ったし、
枯らしてしまうことは殆どありません。

もちろん、睡眠と栄養を取る、疲れを溜めない、などの基本的な体調管理が欠かせませんが。

でも何よりも、体質的な問題は
声の出し方で大きくカバーが出来ます。
今一度ご自身の声の出し方を見直してみて下さいね!

 

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