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鼻炎・喘息・喉の痛み上咽頭炎などの対策と心構え

こんにちは 東京新宿・目黒・オンラインの大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデスユウコ(@fernandesyuko)です。

まだ寒くて乾燥しているのに、花粉が飛び始めているし、レッスンでも喉の調子がすぐれないという生徒さんが増えてきました。

花粉に湿気に気圧の変化、
そして冬場の乾燥や寒暖・・
日本は、人間という楽器には
なかなか厳しい環境と言えると思います。

だから歌う人はもちろん、声を仕事などで使う人は特に、メンテナンス意識はより一層高めておきたいもの。

私自身も30歳を過ぎてから苦しんだ喘息、そして鼻炎、慢性上咽頭炎などなど・・

楽器の要となる喉鼻周りが弱いためありとあらゆるものを試して失敗して、だんだんと何をすべきかわかってきました。

そんな私がしてきたケアを今日はお伝えしますね!
緊急編と日常編とにわけてます。
日常のケアは後半ね!

もろちん効果を約束するものではありません。個人的にオススメするものですので、使用・活用の判断はは自己責任にてお願いいたしますね!

【最新!】
2022年6月に突発性難聴になり上咽頭炎ケアにも色々気がついたことあり!
こちらにシェアしてますので併せてこちらも必ずチェックを!

目次

ライブがもうすぐなのに喉が痛い!緊急の対策

これは緊急編。
ライブが近いのに歌いすぎや乾燥などが相まって喉が枯れてしまった!喉が痛い!いまなんとかしたい!

そんな人がこの記事を見ることもあるかもしれませんから先に書きます。

私が同じ立場なら迷わず行きつけの耳鼻咽喉科に行きます。

必要なく薬や処置、ひどければステロイド点滴や
注射もしてくれてグッと楽になります。

できれば音声外来のある耳鼻咽喉科がベター。

音楽家の患者が多いことからかな、こちらの状況や心理状態にも理解があるし
必要十分な応急処置をしてくれるはず。
(時に強すぎる場合もありますが。。)

喉が楽になり声が出やすくなると歌い手は精神的に安定するんです。
その効果は自分が思う以上。

薬やステロイドの扱いに抵抗感がある人もいますので人それぞれですが、私は責任を全うするために安心を買います。

そして、大切なのはこれから述べるような日々のケアをしっかりと取り入れて、なるべくコンディションを保つことです。

今まさに喉の痛みとあわせて発熱してる場合は(2021年秋追記)自治体や医療機関の指示にしたがってくださいね。

喉が痛いけど練習しなきゃいけない

喉が痛いけど、ライブが近くて練習しなきゃいけない。

そんな時小声で練習したり心の中でつぶやいてイメトレする人もいるでしょう。

でも実はこれも良くないんです。
練習はしばらく押さえておく方がベター。

心の中で歌う、頭の中でつぶやく、いや耳からその音が聞こえるだけで微妙に声帯などの筋感覚が反応するらしいです。

なので完全に休むことにはならない。

小声で歌うのはもちろん、音楽を聴くのもさけてゆっくり休むのが早く直すために必要でしょうね。

まあ、そんな余裕がない場合もありますが、頭の片隅に入れて置くと良いですね。

喉が枯れやすい・痛めやすい人の原因と対策

そもそも、もし喉が枯れやすいとか、すぐ痛くなると思うなら、やっぱり何か理由がある。

それがどこに起因するのか最初に少しでも理解しておくことが大切です。

喉に負担がかかる発声してませんか?

喉が枯れやすい場合、実は発声に問題がある場合も少なくないんです。

たくさん歌ったり声を出したりした時のみガラガラして風邪の症状が無かったら発声を見直すことから始めてみよう。
ぜひこちらもチェックしてね!

鼻が悪くないですか?

アレルギーや鼻炎、また上で鼻が詰まり気味だと口呼吸になり乾きやすくなる・・

また、慢性的な上咽頭炎があり鼻水や痰が喉に溜まり荒れる・・などもあります。(私はこれを耳鼻咽喉科で数年前に指摘されました。)

鼻がいつも詰まり気味
鼻水が喉の方に垂れる
痰が絡んで咳払いが多い
喉の乾燥やヒリヒリ感が強い

などがあれば一度耳鼻咽喉科を受診した方が良いでしょう。


もちろん、これといった原因がないことも多いし、一つの原因に必ずしも絞れるわけではありません。

とはいえ、傾向を探るということは対策を見極めるためにも大切なこと。

ぜひ自分の声や喉の状態により意識を向けてみてください。

喉が痛い、枯れやすい、アレルギーや上咽頭炎の日々のケア

うがい・鼻うがい

鼻炎や上咽頭炎がある人は是非取り入れることをお勧めする習慣は鼻うがいです。

鼻水や痰が喉奥に溜まってる人が多いのですが、この辺りは歌の時はとてもよく使うところで影響もでてしまいます。

いくつかやり方を紹介しているyoutubeもチェックしてください!

乾燥した喉を潤わす吸入

喉や声帯が荒れている時、乾燥したり疲れて充血してる時に潤わせてくれるのが吸入器。

粒子の細かいA&Dのホットシャワーがオススメです。

耳鼻咽喉科で勧められることも多いので、持ってる人もいるかもしれませんね。

私はもう3,4台目くらいな気がします。

この時期の
「少し喉がイガイガしてる、、」
「喉が痛くなりそう!」
程度なら、これを朝晩2回ずつくらいやってよくなることもありました。

何より日々のケアに取り入れることで良い状態が持続するように。

何かと億劫になり最近は毎日できてませんが『怪しい!』と思ったらすぐ使います。

上咽頭に直接流すくすりミサトール

上咽頭炎に悩んで調べると大体でてくるのが「Bスポット」治療というもの。

そのBスポット治療中に勧められたのがこのミサトール。

寝転がって鼻にスポイトで薬を入れてしばらくじっとしてるのです。じわじわ効いていく感じがあります。

Bスポット治療

Bスポット治療はね、、それなりに効果があるしスッキリするのですが、痛みが強いので通えない人もいます。全ての耳鼻咽喉科でやっているわけではないし。

でも効く人にはとても効果が高いし私もやっていたので一応書いておきます。

私は6 . スポットという進化版の治療をやっているクリニック(これが超絶に痛かったw)に週三くらい通って半年くらいでかなり改善しました。

それ以降、たまに鼻と耳の間が痛く痒くなる時に行くことがあります。そんな時鼻の奥を薬塗った綿棒でぐりぐりされると、まあスッキリするし、治りが早いような気もします。

でもね、あまりに痛くて行くのに躊躇するんですよね。しかもその時の痛みがしばらく持続するんですよねー。

(注:普通のBスポット治療はそこまで痛くないと思います、痛くても最初の1、2回だけ。その後は痛くてもさほどの痛みではない。5つの耳鼻咽喉科で試しましたが、私が通っていたところのような痛みを10とすると他の耳鼻科の通常のBスポット治療の痛みは2〜3程度です。)

今は、

・鼻うがい
・吸入
・ミサトール
・ビタミンC(後述)

で、2,3日で回復するようになったので、その痛い治療のためにわざわざ耳鼻咽喉科に行くことはほとんどありません。

漢方を飲み始めたり栄養に気を使うようになって喘息が改善したり、そもそも喉が痛くなることが減ったのもあるのかもしれません。

こちらもご参考に。

ビタミンCをちゃんととる

毎日摂るサプリの一つにシナールというビタミンCがあります。

私は粉状のもので朝晩2回とってますが、
喉や上咽頭炎のヒリヒリを感じた時は

・朝昼晩と回数を増やす
・粉状なので喉の痛いところに当たるように飲んでみる

というのを始めました。そしたら治りが早くなったんですよねー不思議と

ビタミンCは粘膜や皮膚の炎症を抑える働きがあるかかな、私はお肌のために飲み出したのですが喉にももしかしたらいいのかも、、と思って実践しています。

喉や声帯は目に見えないから実感がないけれど筋肉、粘膜、靭帯という組織で構成されていること、忘れてはいけないことです。

ふだんから口呼吸してませんか?

コロナもあって、今は当たり前のようなマスク生活。。。

そのマスクの下で、口はどうなってますか??

ここでだらしがなく口が開いていたら、乾燥を防ぐという意味ではマスクをしていてもNG。

口呼吸になってどんどんカピカピしてきちゃいます。

マスクをしてなければ気を付けて閉じている口元も、マスクをしているとついついだらしがなく開いちゃう人、多いのです。

特に鼻炎などがあると鼻が詰まって口が開きやすい・・・。

マスクの下でも口はしっかり閉じておきましょう!

アレルギー症状に悩む人の3つの心構え

上記でオススメしたことは、ビタミンC以外はさまざまな耳鼻咽喉科の先生にその都度教えてもらったことで、喉や鼻が悪い私ならではのまとめです。

生徒さんなどにシェアすると、変化を感じてもらえることも多いので、簡単なものからためしてみてください。

・・・それでもね、なにやったってダメな時はだめです。

花粉の時期はどんな対策をしても100%良い状態にならずどうしてもライブできない人もいるし、私自身どんなに日々のケアをして漢方飲んでても、喘息発作は時々出ます。

喉も痛くなったりします。

なので自分を攻めない焦らないこと。どう治すのか、よりもどう付き合っていくかを考えること。

そのために3つの心構えと対応が必要です。

自分に合う治療をみつけるつもりで続ける

飲み薬でも点鼻薬でも漢方でもBスポット治療でも、自分に「これが効くかも!」と思える治療を見つけておくこと。

自然治癒や食事改善も大事ですし長いスパンで考えて取り入れていくべきと思っています。

でも、ライブが迫っていたり歌の活動があると、効果がすぐ出ないことがストレスになる。

そのストレスの方が自分の身体に及ぼす影響が大きいと私はいつも感じています。だからまずは治療を。そして体質改善の対策を併用してください。

そして、辛い症状が出ている時は当然ながら

・睡眠と栄養をいつも以上に摂る
・ストレスがかかる環境を極力避ける

これを忘れないようにしてください。
頑張らなくていいです。

そして、言われた対策を闇雲にやるのではなく、何が自分にあうのか、をいつも心に留めながら実践して行ってください。

自分の生活と対策を記録すること

自分に合う治療を見つけられなかったら、まずは自分の症状が出ている時の毎日の環境や健康状態、そしてやってきたことを記録する必要があります。

・その日の天気・気温・湿度
・睡眠時間
・排便の有無と状態
・生理
・摂った食事
・体重の増減
・誰とあったか何をやったかなど

喘息はもちろん風邪や上咽頭炎の状態はストレスとも関係あるし、天候も関わっています。食事もアレルギーを誘発してるかもしれないものがある。

「何をしたら辛さが増して、何をしたら少し楽」を見つけることは症状を心身ともに軽減させていくためにもすごく大切なことです。

治そうと思わない

実はこれが一番大事かもしれませんね。

最初に書いたけど、何やってもどんなケアをしてもどう気をつけても、なる時はなるんです。治らない時は治らないんです。

私は上述した「日々の記録」をして行って、気圧と湿度の変化が大きい時は喘息が強くなったり、後鼻漏から喉が痛くなることに気がつきました。

でも天候が原因、、、なんてなったらもう自分でもどうしょうもないこと。

そこは自然の流れのままに漂うしかありません。自分を俯瞰して「ああ、今喉が痛いな」「ああ、今息苦しいな」と受け止める。焦らずにね。

もちろん、それをいうだけで何もやらないというわけではありません。

自分が見つけた少しでも楽になる方法をやり尽くした上で、ですね。

そのうえでもまだ症状が変わらないなら、もうそこは仕方ないんです。

人間の身体などもう神の領域ですからね。

今できる最善最適を尽くすこと。その上であとは自然に任せること。

それぞれ固有の体質もあるけれど、その体質も数年単位で変わると言います。

ひとまず今の症状とお付き合いしながら少しでも楽になる方法、探しましょう。

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