ピッチが悪い!をなんとかする

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子です。

歌を歌ってるとしょっちゅう耳にするのがこの「ピッチ」という言葉。私も昔から何度と無く問いかけられ、そしてレッスンをする立場になった今、毎日数え切れないほど口にしている、この「ピッチ」。

歌を上達させて思い通りに表現をしていきたい人には欠かせない要素です。

しかし、多くの歌を歌う人がこれほど多く「ピッチ」と口にしながらも、そもそもピッチの意味をわかって居ない、という場合があります。

質問:「ピッチとはなんですか?」

「ピッチって、、、音程?」→いや、音程とは違います。
「ピッチって、、音痴かどうか?」→うーん、関係はありますが。。

「ピッチとは、音の高さ」→お、ではなんの音の高さ?
「・・・・・・」

そんなことも知らずに、やれピッチが悪いとか、ピッチをよくしたい、という日本人のなんという多いこと。
ぼーーーっときて・・・

と、思わず叱りたくなりますよ!(知らない人はスルーしてくださいw)

音楽における「ピッチ」とは

ピッチとは音の高さ

ピッチとは音の高さのことです。
では、なんの音の高さか?

バンドで歌うならバンドの音の高さ、
カラオケなら、カラオケのオケの音の高さです。
その音の高さに自分の声がピッタリ合うことをピッチが良いと表現しています。

楽器(もしくはオケ)の奏でる音と、自分の歌う音の周波数の比率が揃ってるということでもあります。

その事によって響きが広がり抜けた声が生まれます。

逆に、ピッチが合わなければ、どことなく音がはまりません。音の波長が合わないから声がその空間で抜け出てこないのですね。

ピッチにおいて大切なのは、この「基準になる音」の高さ。
そこで注意すべきは基準となるチューニングは実に様々ということ。

基本はA(ラ)の音で440Hz(ヘルツ)と定められていたようですが、最近はレコーディングスタジオでも一般のホールでも441Hz 、442H zなどで設定されていることが多いとか。

オーケストラなどはもっと高くなってきてるそうです。

チューニングによって聞こえる音の全体像が変わってくる。。いやはや深い世界です。

ピッチと音程の違いは

ピッチは音の高さのこと。

では音程とは。

音程は、ある音とある音の幅です。ドの音と、レの音の高さの幅のこと。音の幅は捉えられているけれど、いまいちピッチが低いなあ、ということも時々あります。

が、それ以前に出だしの音からピッチが下がっている人のほうが圧倒的に多い。ピッチが安定するのを待つ間に歌のメロディは次の音に行くので、いつまで立っても音程が安定しないことになります。

ピッチの精度をしっかりと高めないと、音程を正しく捉えられないとも言えるんですね。

こちらもご参考に。

 

ピッチが良い歌・悪い歌

ピッチがハマってる歌はシンプルに気持ち良いもの。

ピッチがあまい歌はその楽曲の中で声が抜けてこないのでなんか聞いててモワッと気持ちよく無いんです。

これは、歌のプロフェッショナルじゃなくてもなんとなくわかるはず。

聞いたことはありませんか?
メロディラインを間違えてるわけではないのに、なんだか重い印象のうた。なんだかピントがずれてるような歌。

多くがピッチの問題です。

アカペラやゴスペルなどのハーモニーが中心の歌で、これは素晴らしいな、と思うものは大体全員のピッチがピタッとハマってるときです。

私もアカペラを中心とした3人のコーラスユニットを10年以上続けておりますが、声を重ねる機会をどんどん増やすと、不思議と3人のピッチ感が揃ってきます。

一方、ひさびさに声を合わせるときはイマイチなんだかパッとしない。それぞれ音程は正しく歌えているのにもかかわらず、です。

 

ピッチってそれくらい曲のクオリティに関わってきます。

でも、ピッチはお伝えしていた通り音の高さで、チューニングによって定められているもの。つまり、数値化できているものです。

数値化できているということは、わかりやすい「正しい」がある。

そこを目安に確実なトレーニング方法を知りピッチをうまく調整できるようになると、歌のクオリティは格段に変わります。

ピッチを良くするには

ピッチ調整は目のピント調整と同じ機能を持っているようです。

遠くを見てた視点を、自分のすぐ目の前に持ってきたとき、ほんの0コンマ何秒のうちに(おそらく)焦点が定まってきます。手動であれば非常に複雑なピント調節を、人間の目は勝手にやってくれてる。

声も同じです。
出していくうちに、自然とあってくる。合わせにに行くのではなく合ってくる。この感覚がまず大切です。

ピッチトレーニング

では、具体的にどのようなトレーニングをするか。

1.鍵盤で出したい任意の音を出す。
2.その音をよく聞いて、そこにすっと沿うように声を出す。
*一音ずつ丁寧に。
*最初はハミングの方がやりやすいかも。
*苦手な音、得意な音があるので一音ずつしっかりとチェック。

もしよくわからない場合は、まずは録音してチェックすること。もしくはピッチが確かな人に見てもらうこと。

MTLでおススメしているのはこちらのクロマチックチューナー

https://www.boss.info/jp/products/tu-12ex/

私は今はアプリの Tuner Liteというものを使っています。
無料版ですが十分役に立ちます。ポイントはアナログのメモリが動くタイプのもの。

また、お伝えしてきたように、ピッチは自然と合ってきます。そのためにも、必ず、二回、三回、と繰り返して鳴らしてください。

共鳴器官からアプローチする

共鳴器官、特に口腔内が狭くなったり力んでると声が硬くなりピッチが低くなる傾向にあります。

顔まわりの力を抜くこと。
そして、口角を上げて上の歯を8本見せること!これだけでも声の明るさが全然変わりが全く変わります。

チューナーに合わせてトレーニングするときも、この歯の見え具合、口の開き方も合わせてチェックをしてくださいね。

ピッチを良くするために必要なもの

楽器に音を合わせる。
またアカペラやコーラスなら周りとも音を合わせる。
何度も言いますが、その精度が高まることで歌全体のクオリティが格段に上がります。

自分の気持ちを思い通りに表現して相手に届けるためにもクリアで抜けてくるピッチは欠かせません。

大事なのは地道なトレーニング。
そのためにも練習環境をしっかり用意しましょう。

必要なのは

*チューナー
*鍵盤

です。

お伝えしてきたように、簡易的なものならどちらも無料のアプリがあります。

そしてもう一つ。
1人よりも2人、3人、で声を合わせる練習をするとなお細かい微調整にはもってこい。

ピッチは基準となる音が必要です。
まずはピアノに1人で合わせてみる。
そして2人、3人、と合わせていく。細かい筋感覚が鍛えられていきます。

ピッチは無理やり合わせるのではなく、合ってくるもの。
人と声を合わせるときも、無理やり合わせるというより、自然と心を寄り添わせる方が声は馴染みます。

より豊かな声の響きを楽しんで心地よさを味わってくださいね。

 

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