【発声練習動画付】ボイトレマインドセット術! LINE登録する

「歌が下手」を棚卸しする!

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

「自分歌が下手なんで」
ボイストレーナーという仕事柄のせいか
初対面で会うなり、そう宣言をされること、
結構よくがあります(笑)。

音楽を聞くことが好きな人などに
むしろ多い気がします。

歌が上手い人に憧れを持ちつつ
「あ、自分は下手なんですけどね」
みたいな。

しかしながら、一歩踏み込んで
「なぜ下手って思うんですか?」
と問いかけて見ると、その回答は
実にざっくりとしたものです。

「音痴と言われたことがある」
という他人目線の分析だとか

「声がすごく枯れやすくてね」
という歌以前の問題だとか、

「いやあ、苦手なんですよ」
と、事実と解釈を混同してたりとか。

自分の歌が下手・・・
その棚卸しを細かく丁寧に進めれば、
どうしたら良くなるかがより明確に分かるはず。

「歌が下手」のお悩みトップ3

いわゆる音痴やピッチの問題

歌が下手と言われてしまう人の
最も顕著なお悩みは
音程やピッチが不安定なこと。

いわゆる「音痴」と呼ばれるもの。
音程がとりにくかったり、
ピッチ(一定の音の高さのこと)
をキープできず外してしまうことです。

音痴についてはこちら。

[blogcard url=”https://voiceandsoul.me/column128/”]

音の階段は声帯でコントロールされます。

声帯は筋肉と粘膜と靭帯で構成されていて、
感覚に乏しく非常にコントロールが難しいもの。

音の階段という繊細な微調整を
正しく行うためには、
やっぱりトレーニングが必要です。


ピアノを使って音を確認し、
歌のメロディをゆっくり一音ずつ
ズレがないかを確認しましょう。

録音して後から確認してみたり、
音を取るのが得意な友達に
手伝ってもらったりしてくださいね。

ピッチのトレーニングについては
ここにめちゃ詳しく書きました。

[blogcard url=”https://voiceandsoul.me/column137pitch/”]

そしてもう一つ。
トレーニングの問題以前に
「ちゃんと聴けてない」というのもあります。

曲のメロディをしっかり把握する前に
歌をすぐ歌い出してしまったり、
もしくは、歌しか聞いていなかったり。

それじゃあ合わせられるものさえ、
合っていくはずありません。

まずはその曲のメロディをしっかり聞く。
歌のメロディのみならず
ドラムのリズムやアクセント、
ベースの醸し出す音のうねりに
ギターやピアノのコード感など
後ろで流れるオケにも注目するようにしてください。

ぐんと音が当たる比率が上がっていきます。

ビートがあたらない、リズムが取れない

洋楽はもちろん今のJPOP
いや、歌謡曲でさえも、
リズムが16分音符などで
細かく刻まれる曲は非常に多いです。

その音の打点が「ビート」であり、
その音の長さが「リズム」です。

音の打点にパキッとあたらなかったり
裏にアクセントがあっても
うまく捉えられなくなると、
キレが悪くてパッとしない歌に
なってしまいます。

これはにはまず細かいアプローチが大事。

ざっくりと「リズムが悪い」
で終わらせるのではなくて、
打点がパキッと当たってないのか
それとも長さがイマイチはまって
いないのか、、しっかり把握することです。

そして、そこに対応できる
運動能力(声帯の)を高めること。

このダブルでのアプローチが必要になります。

リズム感の鍛え方については
こちらの記事にしっかり書いてあるので
ぜひチェックしてください。

[blogcard url=”https://voiceandsoul.me/column078/”]

歌が平坦になってしまってる

よく声は出てるしピッチもあってる。
ビートもパキッと当たってるし
リズムだって良いはまり。

それでもなんだか
「全然オリジナルと違う!!」
という場合は、グルーヴ問題かもしれません。

グルーヴとは、ビートの点と、
リズムの線に強弱の要素が加わった
音のうねりのことです。

たとえば、一音にも減衰があって
ほんの一瞬の八分音符の中で
クレッシェンド(だんだん大きくなる)が起こったり、

音と音とのつながりのなかで
一直線ではなくいくつも強弱があり
波を作っているようなことです。

これが一本調子になってしまうと
「何だか冴えない」となってしまうのです。

2020年にお師匠のお声がけで
日本で(きっと)誰もが知ってる
超一流バンドの方々と
ご一緒する機会があり
その打ち上げの際にバンマスが一言。

「歌はね、グルーヴよ、グルーヴ!」

この方にそう言われたら、
ぐうの音も出ませんですよ、はい。

歌のうねりを作りたかったら
まずはビートと音の長さを見直すこと。

そしてそこに緩急、強弱をつけていくこと。

これはやっぱり曲の「完コピ」が最も近道な気がします。

一曲を鬼聞きして、曲の中の
強弱を捉えてうねりを感じ取る。

それを自分で表せる筋力やバランスを整える。
めちゃめちゃ鍛えられます!

完コピにかんしてはこちらをぜひ!

[blogcard url=”https://voiceandsoul.me/column156goodkooksong/”]

歌以前にそもそも声は大丈夫?

実は歌が下手だと言う方の中には
歌以前に「声」に課題がある方、
とっても多いんです。

いや、むしろ歌自体はそつなく歌えてる。

ピッチも音程も安定していて
歯切れも良くて歌い回しも悪くない。

でも何だかパッとしない。。。

声がそもそもの力を発揮できてないせいです。

これは詳しくはこちらに。

[blogcard url=”https://voiceandsoul.me/column011/”]

自分のポテンシャルを最大限に生かし、
「下手」と言うざっくりしたワードに
とどまらず、歌の世界を広げていきたいものですよね!

 

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる