表情や姿勢チェックのための鏡
鏡を見ることは大切です、と
美意識を高めるためにも
よく言われてることですよね。
叶姉妹は鏡を部屋に置きまくって裸体で過ごすとか。。
自分の姿を常に意識することができる。
一般的なボイトレでも鏡のある部屋で
レッスンをすることは多いです。
表情や姿勢のチェックのために
マストですからね。
当レッスンでは
それだけではない複合的な理由で、
鏡を見ることととても重要視してます。
自分の意図を写す鏡
かなり多くの人が、
恥ずかしくて自分の姿を直視できないことが多いです。
レッスンの時は鏡に向かって椅子を置いてるのに
いつのまにか私の方を向いてる生徒さんもいる・・
「私のことは見なくていいですから(笑)」と^^
また、集中しようとして目をつぶってしまう生徒さんも。
これはテンションが上ってくると良くあることですが
でも、練習ではなるべく鏡を見て欲しいんです。
理由は二つあります。
まず一つ目。
鏡で自分の姿を見ることなしに、
現状を知ることはできません。
しっかりと自分の姿勢や口の開け方、バランス、目線
などをチェックします。
そして大事なのは見たその後です。
同時に自分の声を聞いて、
呼吸の流れや、力加減を感じて
「こういう声の時は身体のバランスが悪いな」
「こういう声の時は口の開け方が自然だな」
「こういう声の時はいつも力んでるここが緩んでるな」
ってわかるわけです。
(鏡を)見て、声を聞いて、
身体で呼吸や力加減を感じて
初めて現状を知り、
これから何をするべきなのか
微調整をすることができる。
鏡を見ることなしに、
声の改善を図ることは不可能、とさえ思います。
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二つ目。
声には意図が乗ります。その人の想いが乗るのです。
例えば、電話をしてる時、電話先の相手が何となく
「あ、こいつテレビ見てやがる、、」とかわかりません?
気持ちがこちらに集中していないのが、
声を聞くだけで伝わっちゃうのです。
誰かに想いを伝えたくて
声を磨こうと、歌を磨こうとボイトレに来てるわけですから
しっかり自分の「何か伝える想い」を前に向けて欲しい。
鏡の中の自分に対するのでも、
その向こうにいる誰かを想像するのでもいい。
しっかり声を目の前のものに届けることに慣れたいもの。
歌を届ける相手はいつも視線の先にあるものですから。

