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子供の頃「音痴」と言われたのが忘れられない

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

大人が何気なく言った言葉が
長いこと引っかかっている、
という話、残念ながらよく聞きます。

小さな断片的な記憶でさえも、
実はトラウマと呼ばれる傷になっていることがあります。

軽はずみに言っていませんか?
そして、軽はずみな大人の一言に縛られたままになっていませんか?

「ウチの子供、音痴なんです」

親が軽はずみに言った言葉が深い傷になっているのには、
幾つかパターンがあることがわかりました。

「子供が音痴なんだよね」の誰かに言ってませんか?

私がボイストレーナーであることから、
立ち話や何気ない世間話の延長線上で、
声や歌について話が及び質問されることは結構あります。

もちろん可能な範囲でお答えはしますし、
リアルな悩み事を聞けるのはこちらも有り難いことです。

 

ただ、中にはお母さんが軽い気持ちで
「うちの子供、音痴なのよ〜」
ということもありますが、
これ、本人にはずっしりのしかかっています。

その子供本人の前でいうことも多々あります。
聞いていないと思っているのでしょうか。
聞こえていないと思っているのでしょうか。

非常に腹立たしいです。

聞いてないふりして聞いていますよ。
聞いてないふりして、聞いてたよね?

「あなた音痴ね」と子供に直接言うパターン

信じられない話ですが事実です。

実際に直接「お前、音痴だなー音外れてるな〜」と
無邪気に歌う幼子(幼稚園ぐらい)に
笑って言ってる父親を見たことあります。

張り倒そうかと思うほど腹がたちました。

 

どちらのタイプにしろ、
子供は本当に深い傷を負っているのを
私は知っているからです。

私は子供がおりませんが、それがわかります。

なぜなら

子供の頃親に音痴と言われてから歌うのが怖くなったり、本当は好きだったのに苦手になってしまった、
という人が当教室にたくさんいらっしゃるからです。

 

例えば、ずっと歌が嫌いで苦手で、
カラオケも大嫌いという男性。
幼いころ親から言われた「音痴ね〜」とい記憶。

でも40歳を過ぎ好きなアーティストができて、
ライブに行ったりするようになり、
本当は歌が好きだったことを思い出した、
とレッスンに来てくれたことがあります。

 

こういう人は一人や二人ではありません。
彼・彼女達の姿を見ていると、
親のそのセリフはもう「罪」としかいいようがありません。

でも、もしそんなトラウマを抱えて苦しんでる人がいたら言いたい。

そんな経験を持つ人は一人じゃない。
そしてきっとあなたは音痴じゃない。

こちらもご参考に。

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実際本当に音痴なの?

そんなトラウマを抱えて当レッスンに来る方のほとんどは実際のところ音痴ではありません。

というか、いわゆる真性音痴、つまり 
音の高低差が全くわからないと言われる人は、
ほんの数パーセントと言われています。

他はボイトレで矯正が可能な仮性音痴です。
そして、殆どの方の場合、音痴、
というよりはただ運動不足状態なだけ。

今まで全く歌ってこなかったので
声帯が柔軟に動かない状態、ということです。

 

声帯は筋肉と粘膜と靭帯でできています。

怪我してギブスをしていた方の足が
細くなりすぐには思うとおりに動かない、、、
そんなことと同じような状態にあるわけですので、

思い通りの音程や音量を自らコントロールするなんて、そりゃあできるわけない。

また、子供時代の「音痴」も然り、です。
子供はまだ声帯の感覚機能が整っていないので
上手くコントロールができない事が多いし、
また、子供のキーに合わない大人の歌を歌っていたら、音程は上手くキープできません。

上手く歌える子供のほうが少ないはず。

だから大丈夫なんです。

全く卓球をしたことがない人だったら、
あのピンポンを小さなラケットに当てるのは難しいでしょう?
それと同じこと。

だから、お父さんお母さん、
簡単に「ウチの子供が音痴」なんて言わないでね。

そして、そんな親の呪いの言葉にずっととらわれていたあなた。
安心して下さい。きちんとしたトレーニングをすれば必ず変わりますよ!

こちらもご参考に

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