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声が通らない原因と2つの改善方法〜もっと通る声で歌って相手に届かせよう〜

大人のボイトレをしてるみなさんで、かなりよく耳にするお悩みが「声が通らない」というものです。

音程が安定するとか、息が続くとかの基礎がある程度整うと、次に行き着くのがここってことがめちゃ多い。

それは、声そのものなので、歌ってる時だけではなくしゃべっている時にも気になるものだから、というのが一つ。お店でもおしゃべりでも、相手に何度か聞き返される経験がある人は少なくない模様。

また歌っている場合は、マイクにきちんと音が乗っておらず、マイクあるのに歌がよく聞こえない、などが起こります。

また、歳を取るごとに声がこもってきてる気がするという年齢的なものもあります。

この記事では大人のボイトレのみなさん、特に初心者の方に起こりがちな「通らない声」「こもる声」の大きな2つの原因とその解消方法をお伝えいたしますね!

目次

声が通らない&声がこもる原因と改善方法

声が通らない、すぐこもってしまう・・大きな理由は主に2つです。

①音量が上がらない
②声の響きが悪い

音量があがらない

声が通る、通らないのまえに、そもそも全然音量がでてないということがあります。平たくいうと声量がない

その音量が上がらない、声量が無いことには、呼気の圧力が上がらないことがまず関係しています。

ためしに、出しやすい音程で構いません。ロングトーンをマーーーーと伸ばしてみてもらえますか?

yuko

Maaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

ケチらずにきちんと相手に聞こえるようにしっかりだしてください。

どれくらい持ちますか?

すぐ声が途切れてしまっていたり、(たとえば10秒以下)苦しくなる場合は、音量を上げるための呼吸のコントロールができていないということ、必要な筋力が整っていません。

ロングトーンで30秒くらい伸ばせるように練習してくださいね!

アウターマッスルに力を入れずに下腹部を意識して「長く伸ばそう」と思うと少しずつ必要な筋力がバランスよく使えるようになります。

お腹に無理な負荷をかける必要はないですが、おへその下から声が出る、と思って意識を向けてください。

声の響きが悪い

そしてもう一つは、声の響きが悪いということ。

声の響きが悪くなってる場合、特に50代前後の大人ボイトレ民の場合は、顔まわりやあごに余計な力が入ってる可能性が非常に高いです!

声を出す時に口角をあげましょうとか、大きく口を開けましょうとかは何度も聞いたことがあると思います。

歌は表情筋を使いますよー!と言われたこともあると思います。

私しっかり口大きくあけてますよ!!

口角もしっかりあげてます!

という方もいるでしょう。

でも大人になるにつれ、表情筋が衰えると、自然な動きができなくなり、ほっぺたや顎の余計な力を使って口をあげたり口角上げようとするんです。

顔のたるみやエイジングも気になるので、「歌は表情筋使いますよー」なんて言われると、無駄に頑張っちゃったりして余計な力を入れてしまいませんか?

顔は響きを作る共鳴器官が集まってるところ、でもその表情筋を固めてしまうと良い響きの邪魔になります。

たとえば、よく鳴って響きのいい太鼓の周りをぐっと風呂敷で包んで固く閉じ込めたらどうなります?

その太鼓の響きはかなり減ってしまうし、、音もこもって外に向かってはいきません。

自らの共鳴器官を押しとどめてしまうことはしないようにしたましょう!

なので優先すべきは顔の力の脱力です。

顔の力を抜いてポカーンと口をあける→
その状態で口をゆっくり縦に開いていく。その時に舌の付け根や顎にも力いれずにただ開ける→
その状態をキープし少しずつ口角を上げる、また母音を変えていく
※口の形が変化しても顔に力みが入らないようにする

どう動かしても余計な力を入れないことを心がけてください・

最初、どうしても顔の力が入ってしまうならば、優先させるのはどちらかといえば顔を脱力させる方です。

ちなみに、顔の中には「舌」も含まれます。口を開けて顎を力ませるのと同じくらい、舌に変な力が入る方は多いです。舌も何も意識せずだらんと口の中に放置されてる感覚がベターです。

こういうこと言うと矛盾しているようですが、鼻腔が良くなって、口の中のスペースがしっかり確保されていれば、そんなに頑張って大きく口をあけていなくても、声の鳴りと響きは軽やかになります。

大事なのはまず顔の脱力からです。

そして同時に、鼻腔の響きも大きな助けになるのでハミングも有効です。

ハミングをしてから。先ほどの口を徐々に開いていくエクササイズを繰り返します。

鼻腔の響きが口から顔全体に広がる感じで進めていきます。

ここに関してはYouTube動画もチェックしてみて下さい。同じような内容も動画にだとよりサンプルがわかりやすいと思います。

こんな記事もあります。

まとめ

通る声で歌うために気をつけること、お分かりいただけたでしょうか?

まず大事なのはバランスの良い呼気と顔の力の脱力。

この数年のコロナ禍で、人と人が口頭でコミュニケーションを取ることが格段に減ってしまい、少しずつ声の力が弱くなっていってしまった・・・・

その上ずっとマスクで顔を覆って表情筋への意識が低下してしまう、、、そんな時期が続いてしまいました。

でもこれも自分のちょっとした意識と工夫で変えることができます。

歳を重ねて味を増していく声を最大限に活かし、相手に届く歌を歌いたいですよね。

そのためにはしっかりとした声量とクリアな響きが不可欠、歌詞の意味も当然届きやすくなります。相手の心に届く歌、歌っていきましょうね!

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