こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子です。
真面目に練習をしてるのに中々上達しない方という方は一定数いらっしゃいます。
何年も練習を続けていたのになかなか上達しない。しっかりボイトレにも通い自主練もしてる、
なのにうまくならない、と当レッスンに駆け込んで来た方もいらっしゃいます。
一生懸命練習してきた。それなのに全く認められないってこんなにつらいことはありません。
才能がない?
生まれつき歌は下手?
いやいや、そんなことはありません。
努力で自分の声が変わっていった人を沢山みています。
じゃあなぜ変わらないのでしょう?
練習しているのに上達しない人の特徴
具体的な練習方法はぜひこちらのいずれかをご参考にして欲しいのですが、
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練習しているのに中々上達しない人の特徴は下記の4つです。
1.自分の課題がわかっていない
2.やり方を間違えている
3.諦めるのが早い
4.耳が鍛えられていない
このいづれか、もしくは全てに当てはまります。細かく見ていきましょう
1.自分の歌の課題と練習方法がわからない
良い声・歌は様々な要素が絡んでいます。
楽器である身体が歌をするためのフォームとして整えられているか、負担が無い呼吸運動ができているかや、
また、音程やピッチを操るための声帯の活動量や範囲、音色や響きを決定付ける共鳴器官の形状と状態、それらが複雑に絡み合っています。
例えば、楽に声を出せるための身体作りができていないのに、「高い声が出ない!」と高音の練習ばかりやっても無意味。
自分の課題がどこに在るかをまずはしっかり見据える必要があります。
地図で言えば、「今の自分の現在地」を把握していない、というところ。
「こうなりたい!」という目的地はわかっていても、現在地がぼんやりしていたらルートは見出だせないですものね。
2.方法そのものを間違えている
例えば、ピッチが悪い(発声してる音がピアノや他の楽器と合わない)と認識している場合、繰り返しの音階練習よりも一音一音を確認することがまず先決です。
自分が音痴だと思っているなら、こちらもやみくもに音階練習するより、自分がどのタイプの音痴なのかを知る必要があります。
ちなみに生まれつきの音痴はいません。
音が違うことがわかっているのにその音に到達できない運動機能的な課題を持っているのか、もしくは、音が違ってることがわからない、感覚的なところに課題があるのか、という風にタイプがわけられます。
当然、優先すべきトレーニングも異なります。
今の課題を確認して、そこに必要なトレーニングを正しく理解した上で進めることは結果に差をもたらします。
自分の状態に適した練習方法を選択しましょう。こちらもご参考にしてください。
3.諦めるのが早い
さて、うまく行かなかった原因と課題が確認できて、それにぴったりの練習方法も把握したし、その通りにトレーニングにも励んでいる。それなのになかなか、うまくいかない。。
そんな時は、諦めたくなるかもしれません。
しかし、出したい声を出すための神経回路を強固なものにするためにはそれなりに時間がかかります。
「あ!うまくいった!」と思ったら次の発声のときはまた元の声、、なんてことはザラです。
ボイトレは、声と歌のために必要な神経回路を間違った道ではなく正しい道へと修正し、その回路を太く強固にするためのもの。
諦めずに根気よくやっていきましょう!
それでもなかなかうまくいかなければ、進めて行くうちに他のクセが出てしまったりしてることもあります。
その場合は、また1,2に立ち戻り練習を続けること。必ず、思い通りの声が出せる日が来ますから諦めずに続けてくださいね。
4.耳が鍛えられていない
意外なほど多いのがこの、耳がまだ育っていない、ということ。
ある程度のトレーニングを積んでいくと、その変化が自分ではなかなかわからないことが多いです。
講師が「あ、その声!」「今の感じ!」と言っても ポカーン、、となるくらいピンとこないこともあるでしょう。
これは、些細な変化を捉えられるほど耳が鍛えられていないということ。
でも、この些細な変化や声の微妙な違いを感じることは非常に大切。
「良い声!」と聞こえた時に、その瞬間の身体の感覚を捉えて再現していくことが、次へ継続してく「良い声」につながるから。
声の変化を感じないとその時の感覚は捉えられない。
是非集中して、また録音などして客観的に自分の声を聴いて、耳を育てて下さいね。
歌の上達のための練習方法
多くの人が、歌の上達のために、どんな練習をしたらいいか、ということに頭を悩ませてますが、
まず最初にすることは「今の自分を知ること」なのです。
それがわからなければ、
どんな練習方法が一番優先されるべきかや、
多くのトレーニングの中でどこのフォーカスすべきか、
そういったことがわかりません。
最速最短で自分の思う通りに歌えるように、順序を間違えないですすめましょ。
まずは「己を知る!」からスタートです!