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喋りでわかる心意気

「言葉」いうのはものすごく大切なので
そのデリバリーツールである「声」も
的確にその想いを乗せられるよう
ピカピカに磨いておきたいもの。

誤解なく過不足なくまっすぐと
自分の想いを相手に伝える事ができる、
そんな声の力を増すお手伝いをいつもしています。

 

同時に「言葉」選びそのものも
同じくらい大事なことを痛感する最近。

同じことを想っていても、
考えていても、
発する言葉の選び方一つで
相手に与える印象は全く異なってくる。

 

そもそも
言葉の豊かなストックがあるということは
その人の思考回路にその「豊かさ」がある、
ということ。

 

言葉のストックを積むこと自体が
人としての深みを増す、ということでもある。
(自分の至らなさも痛感する日々!)

 

自分の心を豊かに彩れるような
言葉を溜めていきたいなあ。

 

そんなことを考えていた先日、
すみだジャズ・フェスティバルに行ってきました。
ストリートや野外ステージでフリーで沢山のアーティストの
パフォーマンスを堪能できるものすごく楽しいイベント。

思いもよらないところで、好みのサウンドを耳にしたり、
この偶然の出会いも醍醐味。

さて、このイベント最中に、
ものすごく対象的な言葉選びを耳にしました。

 

とあるグループ。
「今日はサマ◯ニの日!オファーあったけどこっちきたから!」
「みんなこんな広い会場ただで聞けちゃうんだよ!」
「ただで聞けるんだから盛り上がってよ~!」
(具体的ワードは違うと思いますがまさにこんな感じ)

「おー!」って応えてた人もいたけど
ほんとか?耳を疑いました、私は。

恩着せがましい上に貧乏くさい。
会場にもイベントにも来てる人にも失礼でしょう。
盛り上げるのは自分の演奏で盛り上げてくれ、と思いました。
名前は出しませんが。

 

一方、とあるグループ。
1曲めを歌い終わったころ
パフォーマンス早々から、
ボーカリストの方が
「今回はお呼びいただきありがとうございました!」
「素晴らしいステージです、関係者の方、ありがとうございます」
(具体的ワードは違うと思いますが)
と。

集まってくれた観客への感謝はもちろん
そのイベントに携わる方へのお礼を仰られてて、
さすがだなあ、と思いました。

今度はお金を払ってそのグループ、
オルケスタ・デ・ラ・ルスの演奏を
聞きに行くことにします。

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