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効果の高いボイトレメソッドはあるのか?本当に必要な視点と選び方

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

私がボイトレ教室に通い始めた90年代の終わり頃は、○○メソッドなんて聞いたこともなかったように思います。

○○音楽教室
○○ミュージックスクール

大手も含めて、楽器も教えるような
総合音楽教室が当時は主流だったかと。

それがいつのまにか、
ボイトレ専門のお教室ができ
誰でも先生なれちゃう環境も生まれ
時を経て本格派の○○式やら○○メソッドが流行りだしましたね。

今もこの傾向にあるのかな、
加えてyoutubeによる歌唱指導も
数多みられるようになって来て、
もはや玉石混合。

どれを選んだら良いか、
どんな基準が良いのか
全くわからない!!
という声もよく聞きます。

なるべく平等でかつ新しい視点で
どんなボイトレメソッドを選ぶべきか
お伝えしたいと思います!

ハリウッド式・○○メソッド、どのボイトレが一番いいの?

チェーン展開するような大手ボイトレ教室は
あまりメソッドにこだわっているようには見えないのですが、

本格ボイトレを売りにしていたり
フリーランスでボイトレ指導をしている場合
『○○式」「△△メソッド」とか
『☆メソッドのAに師事」とか書いてあることが多いです。(私もそうですw)

最近人気なのはハリウッド式かな。
時々フースラーなども聞きますね。

結論から言うと
どのメソッドもさほど変わりがありません。

個人的にはそう思います。

理由は二つあります。

1.ボイトレの物理的なしくみには正解がある

ボイトレメソッドの多くは、
身体の使い方や声の出し方、
いわゆる発声方法について
独自の特色を持っているようです。

ただね、人間の身体は普遍的なもので
その仕組みは正解があります。

例えば腹式呼吸にも物理的な真理がある。
解釈によって呼吸の仕方が変わる、なんてことはないんです。

よって、表現の違いこそあれ、
よほど勉強不足ではない限り
伝えてる真理は同じはずです。

知識不足、勉強不足なのは問題外です。

2.本当に優れた方法はメソッドを超える

人間の身体は完璧にできています。

神様がハイパー素晴らしい機能を
私たちの身体に埋め込んでくださり、
完璧に仕立て上げてくれた。

一方人間というのは不完全な存在でもある。

所詮人間が考えること、
どんな素晴らしい発声方法であれ
神が与えてくれたこのハイパーな機能に
匹敵するようなレベルのものが創造されたわけではありません。

だいたい、そこそこ、似かよってきます。

しかし、もちろんその中でも優れた方法は存在します。
そういうものは伝達されまた改良されて、
普及して、さらに新しい視点が加わって、
どんどん生まれ変わっていき、
優れた方法は増えていきます。

そこにメソッドの垣根はありません。

加えて、1で述べたように、
人間の身体の真理は一つです。
発声方法に対する説明や、
ネーミングは違うかもしれないけど
源流を流れるものは同じ。

これら2つのことから、メソッドだけにこだわるのはちょっともったいないです。

本当に選びたいボイトレメソッド

じゃあ、どうやってボイトレメソッドを選んだらいいの?
メソッドにはこだわるな!なの?

いや、やっぱりメソッドに自分がこだわりたい、と思うならそれも大事にしてください。

ボイトレメソッドにこだわる時にみておきたいこと

メソッドとは「方式」のことです。
ボイトレにおいて言えば、
教授方法やそのカリキュラムです。

テキストやカリキュラムに則って
レッスンを受けることのほうが
ただやみくもにレッスンを受けるより
「自分がなにをしているか」が明確になります。

メソッド自体が悪いものではもちろんありません。
メソッド重視で選ぶ場合はここに注目しておきましょう。

そのメソッドの「推し」はなにか

大体のメソッドが、発声を科学する側面を全面にだしています。
その中で「何を推している」かをみておきましょう。

ミックスボイスの出し方なのか
ヘッドボイスの出し方なのか
(この区分けは私はあまり好まないのですが)

それとも
解剖学などで理論から攻めるのか
呼吸やボディワーク重視の実践的なものなのか
声と心身の繋がりを切り取ったスピリチュアルか・・・

どれも全て実際に存在するメソッドです。
自分が求めてるものはなにか、再確認してくださいね。

ちなみに、スピリチュアルは身体の真理と
かけ離れてる場合もあるので、
歌の上達を目指す場合はよく吟味してください。

どんなボイトレメソッドを選ぶ時も欠かせない基準

でも本当に大事なのはここからです。

どんなメソッドであっても、
やっぱり大事なのは「人」です。

それを伝えるボイストレーナーや講師がどんな人なのか、を必ずみてください。

 

1.どんなヴォーカル・歌唱指導をしているのか

発声、いわゆるボイトレは身体と声を科学するようなものなので正解がある、とは上述の通りです。

でも、ヴォーカル指導、歌唱指導というものは
「これが正しい!」も「これが100点」もありません。

その曲を様々な側面から深く理解していると歌が劇的に変わります!

リズムやグルーヴが歌に乗るようになるし
より人の心に届く歌の表現につながっていきます

これにはちょっとしたコツや経験が必要なので
ボイストレーナー知恵を借りて
ぜひ、ぐん!と歌に変化を起こしてほしい。

曲の理解は、
・音楽的な展開を理解しているか
・歌の聞きどころをわかっているか
・歌詞の世界を広げられているのか
・曲の背景にある世界観を見ているか
・歌以外の楽器の役割を理解しているか

などなど、多岐にわたります。

そのボイストレーナーが今までに
どれだけ音楽を聴いてきたかや、
音楽的な知識や理論への造詣、
バンドやパフォーマンス経験が
あるのかはもちろんのこと、

言葉を読み解き解釈する視点や
隠された意図を想像する力も求められたりします。

ここはてっぺんがない。
どこまでも追求できるところです。

私も本当〜にまだまだ!です。

ぜひ、発声トレーニングのみならず
深い曲の理解をした歌唱指導を行なっているメソッドを選んでください。

2.納得できる歌を歌っているか

これを書くのは勇気がいりますけどね
奮い立たせるために書きますよ。

ボイストレーナーは指導していることを自分で表現ができなければならないのは当然。

例えば、
「ゴスペル歌うには声量アップだよ!」
と書いてあるのに、本人が声量がなくて裏声みたいに歌ってたら?

「ミックスボイスを使ったらかっこよく歌える」
と書いてあるのに、なんだか歌がかっこ悪かったら?

説得力がないのですよね。。
その上、レッスンでは適切な見本を示してもらえない、ということになってしまいます。

まずトレーナーの歌をぜひきちんと聴いてくださいね。

ただ、ボイストレーナーはもちろん完璧じゃありません。

うまく歌えてない動画を
たまたま見つけることもあるし、
トレーナーと言えども伸びしろはまだまだあるはず。

最も大事なことは、
常に自分も奢らず諦めずトレーニングをしているトレーナーであること。

教える立場になっても
磨くことを忘れない。
それはどんなジャンルだって
きっとそれは大事なことではないでしょうか。

先生側のそんな姿勢もぜひチェックしてみてください!

3.ボイストレーナー以外の経験やボキャブラリー

なんども言いますけれど、
ボイトレの基礎的な部分は
身体の真理とイコールであるので正解があります。

それでも多くの学び手が戸惑うのはなぜ?
それは伝える側の言葉選びの問題です。

ある生徒さんに腹式呼吸の説明をしていた時のこと。

「ああ、やっとわかりました!前は○○、と教わってて、理解ができませんでした。」

と言われたことがあります。

そこでどんな練習をしていたのか
「○○」を具体的に伺ったところ
決してそれは間違えた真理ではなく、
「あ、この先生はこれを伝えたかったんだろうな」とわかりました。

でも伝わってない。

講師やボイストレーナーは、
相手に合わせて言葉を変えなければ
きちんと理解してもらえないことを知るべきだと思っています。

音楽学校やメソッドで学んだAという表現も、
相手によってはAよりBという方が伝わる場合があります。

それは相手の育ってきた環境や
音楽はもちろんスポーツ経験など
様々な背景から想像するしかありません。

こういう洞察力や観察眼は、
我々が自分の音楽以外も含めた
様々な分野での経験や学びから生まれます。

トレーナー側は一生修行です!

 

レッスンを受ける側はこういういことは
すぐにはわからないかもしれません。

でも、体験レッスンなどで、
わからないことがあった時に
なんども違う言い方をしてくれるか、とか
自分のバックグラウンドを理解しようとしてくれる先生なのか、
頭の片隅にでも置いて臨んでみましょう。

こちらもぜひご参考に。

[sc_blogcard url=”https://voiceandsoul.me/column061/”]

まとめ

ボイトレメソッドがあると
自分の進む道がわかりやすいなど
メリットは多々あります。

でもそこにこだわりすぎると大事なものを見失う。

私たちがしたいのは発声ではなく「歌」。
人の心を動かすような「歌」だと思います。

そこに向かってぴったりのところを
見つけられますように。

私も精進します!

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