ハスキーボイスになりたい?いや、ちょっと待った!

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子です。

ハスキーボイスが印象的な歌手は結構います。

サザンの桑田さんとかは代表格かな。
少し古いけどバービーボーイズの杏子さんや
だいぶ古いけど中村あゆみさんとか、
もんだよしのりとか、、、
(年がバレる〜)

洋楽系だと、アギレラやアリシア・キーズなどはチラッとその要素があるかと。

最近の人はパッと思い浮かばないですが、
(後述しますが、ハスキーボイスと感じるのは非常に主観的です。)
ハスキーボイスに憧れてる人も少なくない。

でも、歌を歌ってるならそこにはちょっと気をつけたいポイントもあります。
ハスキーボイスってなんなの〜?ってことから見ていきましょ!

ハスキーボイスになりたい

ハスキーボイスに憧れてる方、
結構いらっしゃるようです。
確かにセクシーに聞こえる要素もあるし、
カッコイイ、と思うのかもしれません。

しかし、「ハスキーボイス 歌手」
で検索すると結果はありとあらゆる人が出てきます。

単なるしゃがれ声では?というのもあれば
アンニュイに要所要所でかすれる人も。
一方、個人的にはハスキーボイスではない、
と思う人もそのリストにあがっている。

つまり、それだけ「主観」なものです。

私自身、自分でハスキーな声だと思ったことは一度もありませんが、
それでもたまに言われます。そういうものです。

ハスキーボイスとは・・かすれ声とどう違う?

ハスキーボイスってなんだろう

当レッスンに来る方にも、
いわゆる『ハスキーボイス』の方、
また、『かすれた声』の方、
どちらも時々いらっしゃいます。

発声の仕方に自分の音域を左右されることもなく
自由自在に歌える素晴らしいボーカリストの中で
ハスキーボイス、と言われる方は
声帯の横にある仮声帯が振動することで
声の鳴りに歪みを与えハスキーに聞こえるようです。

大事なのは、声帯そのものはしっかり振動しているということ。

アリシア・キーズやアギレラの
要所要所で聞こえるハスキーな声はこれだと思います。
平井堅さんもフレーズの頭にこの音が鳴ることがある。

他にももっといるでしょう。

ちなみに、ヘビメタなどの「デスボイス」というのもこの手法らしいです。

かすれ声の原因は

一方で、声帯がバランス良く振動していない場合も
「かすれ声」となりハスキーボイスと認識される場合もあります。

その理由は主に2つあります。

【1】声帯の閉じと呼吸バランスの問題

かすれ声の人で最も陥りやすいのは、
声帯の左右のひだの閉じ方があまく、
呼吸にムラがあるなどして
正しい振動を声帯に起こせていない状態です。

ギターを例えにしますが、
ギターの弦を弾く指を吐く息とし、
弦は声帯そのもの、とします。

ついでに言えば、ギターボディは身体全体、
真ん中のサウンドホール(丸い穴)が口にあたる。

想像してみてください。
ギターの弦がしっかり張られていなくゆるゆるであったら良い振動は得られません。
声帯の閉じがあまい状態と同じです。

また、弦がしっかり張られていても、
強く弾きすぎたらバチッと余計な音がして
弦の振動を邪魔してしまいます。
これは、吐く息が強すぎる、のと同じ状態。

これでは良い音は出ないと思いませんか?

【2】声帯にポリープや結節がある

かすれ声のもう一つの理由としては、

声帯に結節やポリープがあって
声帯の振動の妨げになってること。

声は声帯の左右の襞が振動する摩擦によって生まれますが、
声帯にできたポリープや結節というコブが
(結節は小さなものから大きめのものまであるようです。)
その摩擦を邪魔をしてバランスの良い振動を邪魔をします。

結節の大きさなどにもよりますが、結構な声の出しづらさを感じます。

ハスキーボイスかかすれ声か見極めるには

 

かすれ声の場合は、上述の2つの原因のどちらか、もしくは両方が起こり、
発声のバランスが悪くなり息漏れが生じてかすれ声になります。

自分が喉に負担をかけないハスキーボイスを出せてるのか、
それとも負担のあるかすれ声なのか知りたければ、まずは喋る声がどうなっているか観察することです。

歌う時だけハスキーになり、喋る声がクリアでカスレがないならば、
ポリープや結節は無い可能性の方が高いかもしれません。

でも、ハッキリ分かる方法は、耳鼻咽喉科のマイクロスコープで声帯を診てもらう意外はありません。
気になる場合はきちんと診てもらって下さい。

また、ポリープや結節がなくても、声帯の閉じ方があまいなどでかすれ声になることはあるので、
しっかり耳鼻咽喉科で診てもらってポリープや結節が無い事がわかったらこれはボイトレでしっかり改善していきましょう。

かすれ声をなおしたいなら

そんなかすれ声を治したい場合は
ムラのない安定した呼吸を届ける練習がマスト。

吐く息を途切れることなく
「スーーーーー」と出し続ける。
できるだけ安定して
長く出せると良いでしょう。

今の自分の吐く息の長さより、
まずは10秒長く、出せるよう
続けて練習してください。

そしてもう一つ、
声帯がきちんと閉まる感覚を得ること。
声帯に無駄な力は入れませんが、
きちんと閉じてる必要はあるのです。

喉仏あたりに手を当てて
口を空けて、、そして息を止める。
何かが閉じるような
テンションを感じませんか?

これは声帯が閉じてるということ。
その状態から声をだすと
息漏れせずに鳴るはずです。

ただ、あまり強くやると負担がかかるので
あくまで軽く息を止める程度で。

かすれ声が悪いわけでもない

いくつかのパターンを述べてきましたが、
たとえ、息漏れのかすれ声でも、結節ができた後かすれ声が定番になっていたとしても、
本人が良ければそれで良いのかもしれません。

そのかすれ声が自分が好きだし、
周りからも個性として評価されているのであれば、
そこを判断するのは自分。

桑田さんのハスキーボイスなどになると、いったいどういう仕組なのかはわからないですし。
細かい話しですが、あの方はあのガラガラした声でものすごく高い声を出すので
声帯が振動数を増して薄く張りを持ちます。結節やポリープがあるとこうは行かないはず、、、
これは今度お師匠や音声外来のある耳鼻咽喉科の先生に聞いてみよう。。

ま、くれぐれも自己責任のもと御願いします^^

ただ、喉に負担がかかる声の出し方だと継続的な歌手活動に支障があります。
ボイストレーナーとしては、仮声帯を鳴らす方のハスキーさを作るトレーニングをして欲しいものです。

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