ハーモニーで大切にしたいこと


日本でのハモリ文化

この20年位でしょうか、日本でゴスペルが流行りはじめていつのまにかそれは定番し、今や不動の地位を得ています。また、アカペラやコーラスを聞かせるグループもメジャーシーンに出てくるようになり、テレビでもボイスパーカッションからソロまでばっちりそろえたハモリを聞かせるアカペラグループを競わせる番組が人気となったりなど、ハモりやコーラスものとして「歌」がとても身近にあります。

日本では小学校から音楽の授業があり、合唱も学んできてるので、ハモることに関しては意外と身近な気がします。(これを当たり前に思っていましたが、違うようですよ。夫の国ブラジルでは音楽の授業は義務教育に無いとか、、よって一般的に歌が上手とか、人と合わせるのが上手な人は少ない模様。ここはメルマガでもまた書きますね^^)

 

自分の声に集中するべきか周りの音を聞くべきか

ハーモニーはまず自分の声を安定させることが大切です。自分の声を大切に優しく発する。
その上で周りの音に耳を済ませしっかりと聴く。その周波数がちょうど良い重なり具合となり、広がっていく時その歌は豊かで包み込むような振動となって私達の身体を、心をも揺らすのです。

だからこそ、自分の声を大切にすることも、周りの声をしっかり聴くことも、どちらも比較出来ないほど大切でどちらを先に優先させるか、と決めることは本当に難しいこと。本当にどちらも大切なことです。

でも敢えて今言うならば、(また変わるかもしれませんからね)
まずは自分の声を大切にしようと言いたい。

まず自分の土台をしっかりさせることは、豊かな人生の基本でもあります。
よくいいませんか?「人を楽しませたいなら、まず自分が楽しもう」とか、「誰かを幸せにするなら、まずは自分が喜ぶことをしよう」とか。
これはハーモニーにも当てはまることではないか、と最近感じます。
自分の声が安定しておらず大切にしてない人に限って、他の人の声や様子が気になる、というのもよくあります。まずは自分の声を大切にそして自分が心地よい感覚を大事にして下さい。

まずは自分を満たして下さい。

良いディレクターの居るゴスペルクワイヤーは素人さんの集まりであってもそのあたりが上手だなあ、と思うことが時々あります。だからテクニック的なまとまりはそこまでなくても(失礼!)皆楽しそうで気持ちよさそうで、なんだかこちらまで幸せになりますからね。

そして、自分を満たして余裕が出てくると、技術的な向上心もでてくることでしょう。ただ「解放されて感覚的に気持ちいい!」を超えて、もっと力を抜いて振動を感じられる「身体的な気持ちいい!」も求める様になると思います。良い意味で欲がでてくる。そこでトレーニングをつんだり、心身の感覚をより鋭く養ったりするうちに、広い視点でハーモニーを聴くことができるようになり、自分が相手に声を合わせる余裕もでてくるようになります。よってテクニック的な要素も磨きがかかりハーモニー自体もまとまってくることと思います。

素晴らしいコーラスやゴスペルのグループの方々は、皆、自分も満たされてると同時に周りの声にも耳を済ませる事ができる人たち。常にそこを目指して、我々も精進するのみです!

参考記事:SOS10周年ライブ