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うまく声が出ない!身体かたまってませんか?

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

朝一の「おはようございます」
がうまく出てこないとか、

最近はコロナでリモートワークばかり
いざ人と会って喋ってみたら
声がカスカスだったとか

久々のカラオケがボロボロだったとか・・

そんなことありませんか?

そんな時、もちろん水飲んでみたり
のど飴舐めたりするのもいいですけれど
やっぱり声は身体が楽器だから、
まず先にそっちに目を向けたいところ。

声は身体が楽器です

歌は全身運動

歌にとっては楽器は身体です。
声とは、身体という楽器を通して
外にアウトプットされるもの。

歌うということは、その身体をフル回転させる、まさに全身運動とも言えます。

カラオケで1曲歌ったら
『今何キロカロリー消費しました』
とかあるらしいし、

はたまたダイエットアプリでは
運動での消費カロリーの項目に
『歌う・カラオケ』
とかあるくらい。

全身運動と言われても違和感ないのではないでしょうか。

じゃあ一方で、
そんな身体という楽器で
自分が意図した通りに歌うとはどういうことか?

それは、身体の細部と自分の意識がつながるということにほかなりません。

ピアノを弾く時に、
意図した通りのタッチで叩くとか、
フォルテやクレッシェンドなどを表すのと同じように、

咽頭・口腔・鼻腔内部などの頭部、
また腹横筋や骨盤底筋やら胸回り、
それと繋がる諸筋肉を、意図した通りに働かせられるか、ということ。

でもそのためには2つ、知っておきたい大事なことがあります!

1つめ 身体の細部が固まってるのがデフォルト、と知る

ボイトレをしていくと
本来使ってあげるべき筋肉や
細かいパーツが全然動かないことに気がつきます。

楽器である自分の身体を思い通りに
動かせないことに気がつくのです。

例えば、歌うときには
胸の周りにしっかり空気を入れた方が
効率良い呼吸運動ができるのですが、
肋間筋や鎖骨周りの筋肉が
凝り固まっているとそこが全く動きません。

運動不足やらPC作業、スマホの見過ぎ、、
思い当たるところは色々あるはず(汗)

無理に動かそうとすると、
肩が上がってしまったり、
胸周りが緊張したりして
逆に呼吸を妨げてしまいます。

また、ピッチの良い響く声のためには、
声の出口である口の開け方に
注意を払う必要があります。
上の歯は8本見えているくらい
口角を上げていたい。

しかし、口角を普段あげてない人は、それができない。
ピクピクと口角が痙攣してしまう人もいます。

もしくは、口角をあげるための笑筋が衰えて
正しく使えず違うところを頑張って使ってしまい、
逆に口の中を固めて声を硬くしてしまってることもあります。

身体の細部とつながるために筋肉をほぐす

このように、身体の細部と繋がるどころか
凝り固まって全く動かない人は少なくありません。
それらの筋肉が冬眠してしまってる状態です。

しかし、意識を向けて筋肉をマッサージさせたり
ストレッチをすることで少しずつ動き出していくもの。


しっかり胸周り、鎖骨周りに意識を向けて
マッサージをしながら「肋間筋さんー起きて~♪」と意識を傾ける。

歌に必要なストレッチをしてみる。

意識を向けて、
「あなたは動く細胞なのだ」
と呼び起こすことが、とても大切なんです。

今まで刺激を受けていなかった
細胞が呼び起こされるかのように、
少しずつコリや硬さがほぐれてきて、
動かせる部分が増えていきます。

身体全体に意識を向けて、
眠っている細胞を呼び起こし
繋がってみましょう。

ストレッチの場合は伸ばしている部位の感覚に
意識を向けることを忘れずに、です。

ヨガなどに近いかもしれないな。
でもレッスンではもちろんヨガよりも
『歌に必要なパーツ』をより意識して
ほぐすようお伝えしています。

続けていくと、もちろん身体がほぐれたり
スムースに意識が向いたりして
声が出やすくなっていきますよ。

そして、何よりも今まで以上に
身体にフォーカスすることが増え、
健康に対する意識が高まったりもします。

ある意味一石二鳥な感じです!

2つめ 身体にお任せすることを知る

しかしです。

「身体をほぐして意図した通りに動かしたい!」
そう言いましたけれどね。

身体の機能や声帯様の細かい部位は
人間ではコントロールがし難いほどの
すんばらしい機能をお持ち。

生命の誕生の摂理において、
今だに科学で解明できないところがあるのと
似たようなものと思っています。

人間ごときが立ち入れない聖域があると。

歌においてもそうなんです。
「なんとかコントロールしてやろう!」
と挑むように進めていくと
むしろ身体に力が入ってしまい
身体や声帯の機能の妨げになってしまいます。

身体をゆるりとほぐした後は
全身を脱力させてなるべく身体の本来持つ
機能にに委ねるような気持ちでいることが大事。

お任せ、なんですね。

だからと言って理論や理屈などを
おろそかにしていいわけではないのですが、
これらのしくみをしることは、
自由自在に操るためではなく、
「できない」という思い込みを外すため、
そして見えない部分や感覚をイメージしやするためです。

あくまで身体と戦わないことが大事。

ゆるめてゆだねて、なんですね。

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