声までは自粛させないのだ!

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

この決まり文句で始まって久しい
当教室のこのコラムですが、
新宿のスタジオでレッスンできなくなって
間も無く1ヶ月が経ちます。

オンラインサポートやZOOMレッスンを軸に
まだまだ振替などもありますが、
自宅でひっそりレッスンをしている最中。

先行きはまだまだ見えないなか
いつになったら今まで通りの
スタジオレッスンができるのか、
皆目見当がつきません。

声を出せない歌えない!

当教室の生徒さんも、声が出せない、歌えない、と困っている方が多いです。

当然といえば当然なのかしら・・・
ライブは規模を問わず軒並み中止、
メジャーシーンのプロフェッショナルさえ
パフォーマンスの機会を失っています。

自宅待機やリモートワークが続き
発声をする機会だって激減してる。

バンドやゴスペルで大人の趣味を楽しむ皆は、
環境的にもきちんとした発声や
歌の機会を手放せばならない人が多いでしょう。

でもこれがどれだけ長く続くかわからない。
先が見えないという現実。

だからこそ、趣味で楽しむ人たちこそが
今声を出して歌おうよ!!!と声を大にして私は言いたい。

趣味で歌を楽しむ人こそ声は自粛させてはいけないのだ

なぜか?

ヴォーカル活動やカラオケを
趣味で楽しむ方々の多くは、
時間やお金、また労力を費やし
今の発声や歌声を築き上げてきたはず。
(もちろんこれはプロフェッショナルも同じですが。)

もしくは「やろう!」と決心をして
少しずつ基礎を積み上げている
その真っ最中の人もいるでしょう。

しかしです。
今まで自分が歩いて重ねてきたものが
崩れてしまうのは驚くほどあっという間。

築き上げてきた時間とは全くの反比例。
またゼロから積み上げていくのは更に時間がかかります。

とくに趣味でやっている場合は
自分で意図的にその機会をつくらなければならない。

もう一度ゼロからスタートするには、
最初にはじめた時以上の勇気が必要になるのです。

・・・
その片鱗を感じ始めている人も
今すでにいるようなのだけれど、
でもね、崩れかけたと気がついても、
すぐさま支えてあげれば、まだ大丈夫!

 

先日ZOOMレッスンをした生徒さん、
仕事の移動なども重なり多忙な日々を過ごし
ほとんど声をだしていなかったとのこと。

うん、たしかに声の出しはじめは
やっぱりものすごく頼りなかったです。

でも少しのアドバイスで
意識の向かうところが変わると
ぐんと安定さを取り戻しました。

「やっぱり声が全然でなくなった!と焦ったけれど少し戻せてよかったです!気持ちよかった!!」
とレッスン終了後のご本人談。

この3年ほどレッスンに通い
定期的に真面目に声を育ててきました。

自主練の時間こそ多く持てなくても
仕事の忙しい中でも継続してきて
しっかりとした声の土台が育まれてきた。
だから「あれ?」と思っても、すぐ取り戻すことができました。

今までやってきたことの積み上げが
この機会にあらためて感じられて
私がめちゃくちゃ嬉しかった!

自粛中のボイトレや歌のトレーニング

とはいえ、外出自粛中に
どうやってトレーニングするの?

(1)家族がいて声がなかなか出せない
(2)カラオケもしまっている
(3)アパートで大きな声は出せない

こんな人も多いでしょう。

今までにはなかったハードルです。
でもやらない理由を探しているといつまでもできません。

なのでひとつずつ一緒にクリアしていきましょ!

(1)家族がいてなかなか声が出せない

これはご家族との関係性にもよるので
一概に「こうしようよ!がんばろうよ!」と
勝手にはいえない部分も多いです。

でも、生徒さんのお一人から
「夫に遠慮してたけど思い切って伝えたらすんなりOKだった」
というメールも頂戴しました。

一度思い切って話をしてみる。
そんな機会にはこの時期はうってつけなようにも思います。

「家族4人で1ルームに住んでいます」
などだとなかなか厳しいでしょうが
すこしでもスペースがあれば30分でも
自分の時間をもらってみてはどうでしょう。

「洗面所で練習してます。これが意外に響いてイイ!!」
という報告もありましたよ^^

(2)スタジオやカラオケもしまっている

当教室が通常レッスンで使用しているスタジオは今休業しています。

公民館などの練習場所も閉館しているし、
カラオケもやっていませんね。

カラオケに関していえば、
テレワークでも家族からの息抜きにも
絶好の場所だと思うので
一人か家族利用のみ、飲食の提供なし、
にしてやればイイのに〜と思っていますが。。

実はとあるカラオケに要望メールしちゃったりも(笑)

経産省の西村大臣が先日テレビで
カラオケのことにちらっと触れていたので
条件付きでどうか開いてほしいなあ、、

ま、これは自分ではなにもできませんが、
ただ、スタジオに関しては現在も
営業中のところもあるようですよ。
色々対策を講じているようです。

私はレッスンで皆さんにお会いするので
少しでもリスクは下げたいからまだ利用はしません。

でも会社員でリモートワーク中、
一人暮らしなら注意を払い行っていたかも、、
と思うことも。。。

ここは個人の判断になりますね。
責任は取れませんが、、調べてみてください。

(3)アパートで大きな声は出せない

やはりこれが一番高いハードルで
もっとも多くの人の課題のようです。

隣の家の大きな声が時々聞こえるなら
自分だって遠慮をせねばと思うのが常。

また、アパート、マンションに限らず
自宅ではとにかく声を出せない
という抵抗感もその中にはあるかもしれません。

これは「大きな声を出さないとボイトレや歌の練習ができない」という視点から一歩外れたい。

大きな声を出さなくてもやれることはたくさんあります。

(1)ロングトーンを小さな声で出す練習
大きな声で安定した声を出す方が実はずっと簡単です。小さな声で安定したロングトーンをだしてみてください。声が寄れず、大きさや声密度が変わらずどれくらい続けられますか?これには身体の支えが必要です。呼吸を見直すきっかけにもなります。

呼吸についてはこちらもご参考に。

(2)全ての音階練習をハミングで
音量が上がらないハミング。ゆるやかな声帯の振動のためにもおすすめな練習。喉の調子を悪くして声をしばらく出さなかったら、ハミングから少しずつ再開していくぐらいです。今声をあまり出してない人はハミングからどうぞ。あまり高い音だとやりにくいので中音域ぐらいに集中させておきましょう。

 

(3)発声音源を聞いてイメージする
「マママママ(ドレミレド)」や「マー(ロングトーン)」などという、いわゆる発声の練習音源を用意して、それをひたすら聞いて、声は出さないけれど口は開けて発声してるフリをしましょう。
エアボイトレ、とでもいいましょうかね。バカにすることなかれ!しっかり耳からモニタリングした音は神経を通って体感覚で味わえているのです。モニタリング能力を高めるためにも侮れない練習方法です。

 

(4)発音や滑舌の練習
声に出して本を読むくらいならできるでしょうか。それなら家族の前でも恥ずかしくないかもしれませんし。
もちろん歌いたい曲の歌詞だったら尚良いかな。それを録音してみて聞き取りにくい単語や、毎回くっきりしない発音などをチェック。それから正しい音を練習していきたいですね。でもまずは気がつくところからです。

 

(5)自分の歌いたい歌を分析・解釈する
大きな声で歌う時間がたっぷりある時は、ろくに曲を聞かずに、その曲のことをよく調べることもなく歌っている、という人が多いはず。でも歌の上達のためには完コピは欠かせないし、そしてモノマネで終わらないために、曲のマインドを完コピするような理解が必要です。それが自分が歌う時の大きな助けになります。時間がある時こそ、1曲としっかり向き合ってみましょうよ。

完コピについてはこちらもご参考にどうぞ。

 

声を出せない歌えない理由を探したいのか、
声出して歌うことにつながる道をみつけたいのか。
それは自分次第。

価値観もコミュニケーションも
世界が変わる真っ最中ですから
頭柔らかくして、できることを一緒に探して行きましょ!

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