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カラオケが作った罪

こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子です。

カラオケに一度も行ったことが無い
日本人を探すほうが大変になってきたこのご時世。

カラオケが日本で生まれたのが70年代初頭。
80年初めには映像付きカラオケとなり、
カラオケボックスというものが誕生したのが85年だったそうです。

引用元

カラオケとの出会い、なんでした?

小さい頃親戚の家に、8トラ?のカラオケセットがあり、
初めて歌ってのは山本譲二の「みちのくひとりたび」(だって演歌しか入ってなかったんだもん。)

中学生の時、ボーリング場に併設されてたカラオケボックスに
年上のいとこに連れてってもらい、100円玉入れて何度も歌った。
当時から歌が大好きな私は、もう感動以外の何物でもなかった体験。

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今ではカラオケ店はレジャーや遊びの有力アイテム。
歌う事が本当に身近になりましたよね。

でも、そんなカラオケ文化がつくった罪があります。
それも1つでは無い、いくつもある。
色んな音楽家の方が様々な視点で語ってますが、私はボイトレ的視点で見ていこうと。

ボイトレ的に見るカラオケのデメリット

キーの変更が容易すぎる

まず一つには、簡単にキーが変えられること。
簡単に原曲からキーが上げ下げできちゃいます。

カラオケの機種によっては、声が高い歌手の曲は(例えばホイットニー・ヒューストンとか)
もともと一音程度低く設定されて居ることもあります。
そして、大概の人が楽して歌いたいのでキーを下げる傾向にあります。

もちろんカラオケだから楽しむもので、キーを下げることはなんら悪いことではありません。
それに、自分にピッタリのキーで歌うためには思い切ったキーチェンジも必要です。
キーを下げることそのものが悪いわけではありません。

ただ、曲の一番高い音も自分にピッタリのキーも把握していないのに、
「この人の声は高から」とか
「この曲は高そう」「低そう」という印象だけで
簡単にキーを下げてしまいます。

それでは、いつまでたっても、
自分にピッタリのキーを把握することができません。
思い込みで「高い」「低い」と感じるだけになってしまい、大きな勘違いを生むことも。
思い切って原曲キーのまま歌ってみると
、「少し大変だけど意外に歌える♪」という事も多いものです。

繰り返しの部分もありますが、このことは、何が何でも原曲キーで歌え、
と言うものでは決してありません。
自分の声を生かせるぴったりのキーを見つけていくのはとても大事なこと。

ただ、簡単なキーの上げ下げで、自分の可能性を制限してることがもったいないな、といつも感じます。

高い声に慣れない

そしてもう1つ。
高い声を出してなければ、また、出そうとしなければ、どんどんその高さが出なくなります。

声帯は筋肉、粘膜、靭帯で出来ていて、声の高低は声帯の振動から起こる伸縮運動です。
ある一定の運動を全然しなかったら、その筋力は低下していくのは想像できますよね?
それと同じことが声帯でも起こります。

もちろん、正しいやり方で筋トレしてることが前提ですけれどもね。

リバーブ(エコー)が効きすぎている

多くのカラオケは、エコーがとても強く効いています。
が、これ、上手く聞こえちゃうんですよね、そう思うでしょ?
歌いやすいしね。

でも実施あどの程度のクオリティで歌えてるかは微妙になってしまう。
ここでも「オレ(私)、結構イケてる?」という勘違いが生まれます。

まずはそのまま出してみよ

自分にピッタリのキーや歌いたい曲のキーを把握していない限りは、
まずはキーを変えずにトライしてみて下さい。

そして極力エコーも低めに。
ライブのための歌の練習であれば、マイクがなくたって良い位です。
(キーボードも持参して音の高さチェックもマストですよ。)

次回カラオケに行ったら、ぜひ試してみてくださいね。
意外な発見があるかもしれません。

ただ、お酒飲みながらのカラオケはくれぐれもご注意を。
歌のための練習ならお酒はナシでお願いしますね^^

歌も好きだけどお酒も好きなんです!

 

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