こんにちは フェルナンデスユウコです。
今日は、ステージやライブのときに
歌手はどこ見て歌うべきか?問題です。
当然、見るべきは、前にいらっしゃる
お客様一人一人のお顔でしょう。
誰に伝えたいのか、を考えれば
考えるまでもないです。
・・・とは言えね、
武道館並の広さのステージならともかく
あまりステージが近くて顔を見るのは
ちょっと気恥ずかしい、
ということもあります。
照明によっては顔がよくわからない、
ということもあります。
また、まだステージに慣れていないとか
緊張が抜けずにお客さんの顔までは見れない、
なども、当然あります。
そんな時は基本的に下記の
三箇所のいずれかを見ることを
オススメ致します。
1.ステージから見て正面、少し下にある対象物
会場の広さや形にもよりますけれど
それは非常口の看板だったり
時計だったり、シャンデリアの飾りだったり、
壁に飾られてる絵だったり、
場合のよってお客様の帽子かもしれません。
お客様の顔をずっと見ているには
ちょっと近すぎるな、という距離の場合
自分の視点から見て真正面にある何かを見てます。
高さに関しては、狭ければ狭いほど、
視点より少し下のほうがベター。
狭い所で目線より上だと、
お客様よりずっと上を見ることになりますからね。
2.お客様の顔の目と目の間
やっぱりお顔はしっかりみたい!
でもずっと見てるのは
あちらも気恥ずかしいだろうし、、
そんな時は両目の間だったり、
鼻の少し上だったり、
その辺を見てみて下さい。
おそらくお相手は
「私のこと見てる!」となるはず。
3.架空のエネルギー空間
これは私独自の方法かもしれませんし
少しステージ慣れが必要かもしれませんが、
自分の目線より少し先の斜め下あたりに
エネルギーの空間を作り、そこを見ます。
架空、と書きましたけれど
本当に、そこにあります。
自分の声というエネルギーが
ダイレクトに向かう先です。
そして、お客様のエネルギーを
組み上げるところでもある。
とは言え、昔から
「そこを見よう」と考えてたのではなく
自然とそのエネルギーを感じて
そこの発生場所を見つめてることに
最近気がついたのです。
ライブの現場では、
そこに集中する自分がいることと同時に
俯瞰して冷静に自分のパフォーマンス見極めてる
第三者の自分が居る、、という
両極端な目が必要です。
自分に入り込みすぎて
お客が置いてけぼりにならない冷静さ、
でも、その瞬間に全身全霊を傾けて歌う情熱
相反するようで両立するのですね、これは。
その状態にあると、
自分の目の前にあるエネルギーが
感じられるようになります。
だから、そこを見て歌う。
譜面台においた歌詞を見ることは
冷静さも情熱も中途半端になります。
歌詞は、覚えるもの。
メロディを忘れてステージに立ちますか?
立ちませんね。それと同じです。
そんな私も去年までは
リクエストベースのお仕事では
時々譜面台たててましたが、、
もうやらない、と誓いましたよ!
(じゃあなぜ字が小さい!w)
さあ、ステージに立つ皆さん
どこ見て歌っておりますか?
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