声は自分の意図や思いを誤解なく過不足なくまっすぐ相手に伝えられるものなのに、どうも軽視されているようです。
正しい使い方を学ばない、ケアをしない。
目が悪くなったらメガネがあるかもしれませんし、耳が悪くなれば補聴器がサポートしてくれるかもしれませんが、声が使えなくなっても手助けしてくれるもの、、ないのですよ!
(ちなみにマイクは元々鳴ってる声を拾うものです。鳴ってないものはいくら性能が良いマイクを使っても届けるのには限度がありますね。)
歌を歌う人や、、声そのものが仕事の大きな役割を占めるアナウンサーなどは、確かに気を使ってます。
でも、言葉で相手に何かを伝える、喋ることで伝えるセミナー講師や、プレゼンの多いビジネスマン、また、スポーツのインストラクター達や、またコールセンターの方々やセール時期の接客業の方々などはいかがでしょう?
意外と無理して声を出してつぶしてしまってる人は少なくありません。声が大事な商売道具であることは、歌手やアナウンサーと同じくらいだと思います。
最近、斎藤孝さんの「語彙力こそが教養である」を読んでからは、声を出して言葉を読むことも、良い声のための大事な一歩だとますます感じるようになりました。
試しに、好きな本、なんでも良いので、1ページ読んでみてください。
その時は注意深くハッキリと。録音するのも良いでしょう。思いの外、自分の話のクセがあることに気がつくと思います。
私は下町生まれで早口の自覚がありますが、録音してはじめて自分の話す声を聞いた時は驚きました。想像以上に早かったのです。そして、早くなるのはラ行が多かったのですね。ツルっと舌が滑る感じですかね。
あと、生徒さんではサ行の発音が苦手、だと気がついた人もいましたし、こんなに棒読みしてるとは気がつかなかった、と驚いた方も。
まず、声に出して本を読んでみるそして注意深く聞いてみましょう。
それだけでも、声の改善の役に立つこと、あると思いますよ・
喋る仕事の人にもオススメの声のトレーニング
2017.06.20