芸のためなら〜女房も泣かす〜?!とは、
昭和の演歌の話だけなのでしょうか?笑
まあ、この歌が、自分の色恋のために女房を泣かせてばかりいたのかは定かではありませんがね。やはり誰もが思うのではないでしょうか?良い歌、素晴らしい恋の歌を歌うためには自らの豊富な恋愛経験がものを言うのだろうか、と。
40そこそこの小娘が語るテーマでもないんですが百も承知で好き勝手言ってますw
かつてある女性作家の方が
自分の経験や人から聞いた話をもとに、
そしてそこから更に想像力を膨らませて
小説を書いている、
ということを言っていたのを聞いたことがあります。
人間には「想像力」という素晴らしい能力があります。
たとえ、豊富な恋愛経験がなくても
友人の切ない話に共感して自分ごとで考えてみたり
街中で目にし耳にする情景の続きを勝手に描いてみたり、
小説に出てくる素敵な恋愛を妄想体験してみたり
ノンフィクション本にでてくる凄まじい修羅場を疑ってみたり
少ない経験からでもいろいろできることはあります。
歌いたい曲に出てくる歌詞だって、自分とぴったりのことのほうが少ないですから、そこは想像力の働きどころ、となるわけですよね。ただ、想像力が乏しい場合も残念ながらあるわけなので読書だったり人と触れ合う経験だったり旅だったりという豊かな毎日がその手助けをしてくれる。
とは言え、想像力ばかりに任せるのではなく、やっぱり人を好きになり愛し合う経験も大事。そのことそのものが、想像力を豊かにさせる大きな手助けともなり得るわけだから。生身の男性と触れてないとわからないこともありますものね。
誰かを愛して身が焦がれるような気持ちになったり
切なさ、とはどういうものかを身体で知ったり
愛される喜びを身をもって感じたり
身体と心がつながっていることを実感したりなど、
これはやはり真剣になって恋して愛したからこそわかるしそのことが自分の歌の表現力のエッセンスになることは十分あるでしょう。
だからやっぱり恋愛経験も必要。
しかしもちろん、豊富であればいい!ってものでもありません。
色恋、恋愛に対する捉え方は個人差があるけど男性にとってはただのバーゲンセールのような女の子もいるわけです。自分を大事にすることはあたりまえのことだけど、できてない場合もとっても多く感じます。
まあ・・私自身もありとあらゆる経験を経て(この辺は相当おもしろいです。修羅場も色々・・・)偉そうなことは言えませんが、、
前提として自分を大事にしてること真摯な気持ちで相手を好きなこと(お金とか権力とかに見栄、とかではなくて)が大切。この2つを満たせばどんな恋愛だって良いです。
ちなみに不倫は、もちろん個人の自由ですが、自分を大事にしてたらやりません。
自分を大事にして真剣な想いを積み重ねていったらきっとそれは自分の人としての優しさや思いやりや温かい何かに変わっていきます。そしてそれこそが想像力を豊かにする手助けをしてくれるはずです。
そしてもう一つ大切なのは、恋愛をしてない時にどう過ごすかということ。
寂しくても人恋しくても一人の時間を大事にして、色んなものや人と出会って経験してそして自分でしっかりそれと向き合い恋愛では味わえないものを味わっていくと、実際に恋愛してリアルな感覚にドキドキしてもしばし想像力に身を任せるだけのことが続いてもどっちにしろ素敵な歌が歌えるような気がします。
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と偉そうに言ってしまいましたが
こういう話は、人生の酸いも甘いもを知り尽くした女性故宇野千代さんとか故森瑤子さんとか、瀬戸内寂聴さんとか、山田詠美さんとか、、あたりにご意見聞きたいなあ、、と思うところです(笑)
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