こんにちは、フェルナンデスユウコです。
藤井風さんのアジアツアーももう後半戦になっています。
こちらボイトレ教室の記事ですが、藤井風の音楽に惚れ込んで学ぶことがたくさんあるのでこちらに書いております!
多くの人がSNSにかじりついて各国のライブの様子見てるのではないでしょうか。
同時に、先日LOVE ALL SERVE ALL のBlu-rayが発売されました。
NetflixでもこのライブのMC無しバージョンを見てはおりましたが、改めてライブの感動を味わい、そして同時にドキュメンタリーの方も見まして、ものすごく感激しました。
このパナスタの準備にどれだけの力が注がれていたのかとか、どれほど大きなことをしようとしてたのか、それも、Alone at home tourのめちゃくちゃ忙しい時期に。
このパナスタにも、AAHTにも、どれだけの多くの人の力と知恵と愛が結集して進んでいったのかってことが本当に本当によくわかりました。
藤井風さんはもちろんずっずさんはじめチーム風の皆さん全員に心からありがとうをお伝えしたい。
今回、このアジアツアーとBlu-ray発売というイベントが同時進行したことで、気がついたことがあったのです。
結論からシンプルに言うと、ルックスが良いイケメンで若い男性歌手としての藤井風さんの魅力が放出された、、というところです。
藤井風のイケメンとしての魅力
もちろん、どこ行っても「藤井風は素晴らしい才能の持ち主であると同時に身長も高いイケメン!」という評価はついておりました。
ただ、ライブに足を運ぶようなコアなファンであればあるほど、「ルックスがかっこいのは知ってるけど彼の魅力はそうじゃない、もっと奥深いものだ」というあり方でした。
少なくとも、私が見ている限りはそうだったように思います。
でも、アジアツアーのアジアのファンたちのあり方を見て、日本人ファンも、SNS上から少しずつ変化が見えてきているのではないのかと思うんですよね。
今まで日本のファンが無意識に、風さんのイケメンにフォーカスするのを避けていたというか、知ってたけどそうじゃない音楽的な魅力や曲がもつ世界観やメッセージが奥深すぎてそこまで語らず済んでいたこと、でも実は結構感じてて、本当は「騒ぎたかった」男性としての魅力があった。
そこに「きゃー!」って声をあげる自分にOKを出し始めた、、みたいなことになってるんじゃないかなって思ったんですよね。アジアツアーでの若者の黄色い歓声に触発されて。
特にバンコクあたりから歓声がすごかったように思います。若い子たちの圧倒的に高くて黄色い声と、「かわいい!かわいい!」と推しである藤井風さんを愛でる言葉の投げかけ。
もちろん彼らの声援は藤井風さんの全て、歌やピアノも含めた、そして過去から今に至って彼が発信し続ける全てのパフォーマンスに送られたもので、もちろんルックスだけに送られたものではありません。それもよくわかります。
でも日本と比べると「きゃー!」の具合が全然違うんですよね。
藤井風に歓声をあげない日本人の理由
なぜなのか、理由はいくつかあります。
藤井風デビューはコロナ到来と共にあった
もちろんコロナ禍にデビューをしたので、すぐに積極的にファンが声援を上げられるようなライブ活動ができなかったと言うのも大きいです。
デビュー後最初のライブ、2020年10月の武道館コンサート、私は行ったのですが、あんな静かなライブは見たことないですね、あとにもさきにも。
席は一つずつ空いており全く声はあげられない。聞こえるのはピアノとバンドの演奏と歌声、そして拍手だけ。(これはこれで彼の音楽を思う存分堪能できましたけれども)
でもこのコロナがなかったとしても、日本人がこのアジアツアーで浴びているのと同じような黄色い歓声を風さんに対して投げられていたのか、と言うとそうは思わないんですよね。
日本人特有の国民性
同じアジアに属するとはいえ日本人ほど恥ずかしがり屋で同調圧力に弱い人はいません。みんながやるからやる、誰もやらないならやらない。
同じ東アジアである中国や韓国とも全く違う。自己肯定感の育てられ方が全く違うのはこちらにも書いた通り。
かつて、イベントの仕事などで、中華系や在日韓国の方々のパーティーで歌うことが多い時期があったのですが、彼らの歌好き踊り好き、盛り上がり方は日本人のそれと全く違うんですよね。
よく歌うし声出すし踊る。
もちろんどちらがいいとか悪いではないのですが、日本人には、大きな声を出して楽しみを思い切り表現することが比較的得意ではない人が多いですね。
みんなが出さなきゃ出さない。でもみんなで「出そう」ってなった時の団結力半端ないというか(笑)
日本での藤井風民の年齢層が高い
しかしです。上記二つの理由を無視したとしても、日本ではあんなふうな、「きゃーー!!!!!」っていう黄色い歓声が上がったか、、、、というとそうじゃないと思うんです。
あの声の周波数はアラフィフやそれ以上には出せません(笑)
アジアツアー、特に東南アジアの様子を見ると本当に若者が多かったようですね。
でも日本では、少なくとも今までは圧倒的に50代以降のファンが多かったですよね。武道館の時など入場&退場、トイレ休憩、ほとんど私(アラフィフ)と同世代からそれより上の方々かな、と思われるお姉様方でした。
(最近は露出度も増えた上に、TikTokでインフルエンサーが彼の楽曲を使ったことなどもあり若いファン層も増えてるよう、嬉しい限りですが^^)
こちらでもたっぷり語っております。
群衆の中でもカツーーンって通る、高い周波数の声は若い子特有です。年齢を経てくると、トレーニングをしなければ声の力は衰えてきて、高い響きの声は出しにくなります。
もちろん例外もありますよ。(林家パー子さんとか)
でも、普段あの高い声出してる大人は日本にはなかなかおりませんので、いざ、日本でツアーがスタートして堂々声出して応援できる状況になっても、なかなか、あれほどのテンションにはならないかもしれないと思います。それほどすごかったですよね。
来るべき日本でのライブのために今からボイトレしておくのもありですよ、なんつってw
藤井風の神格化されたイメージ
大人のファンが多い(つまり母もしくは祖母目線)ということ。そして藤井風さんの自然体な姿と軽やかな物言いが、「男性的」であるより「中性的でかわいい、自分のこどものような」存在とし捉えられていたことが日本では多かったように感じてます。
同時に、歌のメッセージの崇高さや奥深さ、人生を変えるほど新たな価値観を見せてくれる歌詞の世界を持っている。そんな彼自身が尊すぎて、ルッキズム、つまり容姿の良し悪しを一つの尺度として賞賛を与えるのとは異なる場所にある存在として、ある意味神格化してた人も多いように思います。
私自身、以前自分のTwitterのメインのアカウントで、
彼はこの世に宗教の教えのように、でも音楽を通して世を変えるために生まれてきた救世主のような存在
みたいなことを呟いてました、で、実際その通りだと思いますしまだそう思っています。そんなイメージの方が鋭くなっていった人が多かったのではないかなと。
でも今回のアジアツアーで若者たちに囲まれて、
「若くてイケメンの、ギャルたちかキャーキャーと黄色い歓声を浴びる男性のアーティストとしての存在感もグッと浮き彫りになってきたのではないでしょうか?
放たれた藤井風のイメージ像
逆にいうと、日本全国にいらっしゃるミドル女子の藤井風ファンの皆様、今まで無意識に控えていた「女性目線での歓声」にOKを出せる雰囲気が出てきたのではないかと思います。
もちろん以前から男としての藤井風さんにトキメきまくってた人もいると思います。以前YouTubeにも、「老いらくの恋を楽しんでます。」と言うコメントがあったこともあります。
でもそんな自分を隠していた人も、また控えていた人も、抑えていた人も、今回大手を振って「幾つになっても女子!」としての推し活の部分も、楽しみ始めてるんじゃないかなと思います。
でももちろん、そうやって彼を知れば知るほどルックスの美しさを凌駕する精神世界の奥深さがあってさらに沼に入り込むんです。
セクシーすぎるのはいやだ?
でも、男っぽさによりすぎるのは嫌、、というファンの心理も見受けられます。
アジアツアーでの「死ぬのがいいわ」で腰の振り方が、かなりハードになっているのにSNSで文句を言う人もいるだとか。
前回の紅白でもちょっと色っぽい演出でした、私はこの雰囲気とても大好きだし、何かしらの世界観があると考えてます。
そうしたらこんな興味深いツイートも拝見。
詳しくはツイートの写真をクリックして詳細を読んでいただきたいのですが、とても興味深く、広い視野をもった意見で、超納得しました!
個人的には、藤井風さんが好きなインドは、日本のよろずの神やギリシャ神話のように多神教で、人間のような個性豊かな神々がいるようで、今後そんな影響もでてくるのかなとおもったりしてワクワクしました。
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ルックスの良さにもフォーカスをするようになっても、彼自身の深い世界観や音楽性が素晴らしく他のアーティストたちと一線を画してるのはコアなファンだからこそ知ってる事実。
だからこそむしろ恥ずかしげもなく「きゃーーー!」って言えるのではないかと思います。
ちなみに私はどうかと言いますと。正直言うとわたし、ルックスから入ってるところあるんですよねwww
初めてYouTube見たのデビュー前にカバー曲だけアップしてる時だったこともあり、
「なんじゃこのすっごい歌とピアノがうまいイケメンは!!!イケメンは!?!?!」状態で貪るように過去のYouTubeを見たので、むしろ最初からめっちゃルックスも推してたんです。
これからもっと「きゃー!」って言えるかも知れません(笑)
ただね、大事なことを加えておきたい。いわゆる黄色い歓声を浴びせられる若手の歌手やアーティスト、例えばジャニーズや韓流とか、
そのあたりのパフォーマー達と藤井風さん、一つ大きな違いがあります.歌のうまさや音楽性以外の部分、ピアノが弾けるとかそういうのではなく「ルックス」とか「雰囲気」に関して違うところがあるんです。
それはまた違う機会にお話ししますね!この話は追ってYouTubeで話します!
今回の話はYouTubeでも聞けます!