こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子です。
歌やボイトレには時に真逆の情報が、
どちらも「正しいもの」として巷にはびこっております。
歌に大事な「腹筋運動」は実際のところどうなのでしょう?
歌の上達に腹筋は欠かせない?
ボイストレーナーとしての職業柄か、
全く歌には興味がない、という方からも
時々質問されるのが「歌には腹筋が大事なのですよね?」というもの.
ジム通いをしていた時、ジム仲間に仕事の話をすると、
「実は歌が上達するために腹筋を鍛えたたくてトレーニングしてるの」
とカミングアウトしてくれた方もおりました。
その方が何をやっていたかというと、
所謂、シットアップの腹筋です。
こちらで上半身を起こしていくものですね。
でもこのやりかたでは、
実は歌が上達するための腹筋を鍛えることはできません。
むしろ逆効果になることさえあるのです。
歌のために必要な腹筋はなにか
そもそも、なぜ歌には腹筋を鍛えたほうがよいと言われるのでしょう?
こんなによく知られていることなのに、
なぜそれをした方が良いかをは驚くほど知られていません。
なぜ
良い歌を歌うには
歌をコントロールするには
歌が上達するためには、
腹筋が大切だと言われるのか、といえば、
これは 呼吸のコントロールのためです。
声は、呼気(吐く息)が声帯を通ることによって発生する振動です。
この吐く息、というのがポイントです。
具体的な腹式呼吸のしくみはこちら