響く声、通る声を出すときの盲点


こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。

ボイトレのアンケートをお願いすると
決まってお悩みの上位にあるのが
声が響かないというもの。

さてでもそもそも響く声ってなんでしょうね。

響く声・通る声ってどんな声?

数年前のセミナーで
では響く声とはどんな印象のものですか?
とといかけたことがあります。

広がりがある声
空間で良く鳴ってる声
部屋が揺れる感じ
聞いてて振動が大きく心地いい
やまびこ的な反響がある声

などといった回答をいただきました。

「空間」「部屋」というワードが多いです。
つまりそのスペースが鳴ってる、という印象があるということかと思います。

これはあながち間違えではありません。

声は音、音は空気の振動。

空気を揺るがす振動が音になるので、
部屋という限られたスペースの中では、
壁に反響して声は跳ね返りやすいし、
響きを感じやすいですからね。

これ実は、声を出す、つまり音を出す楽器側も同じでしてね。
楽器の空間・スペースをうまく使うことが響く声を作る近道です。

共鳴器官というスペースをうまく使う

声というのは、吐く息が全てのきっかけ、トリガーです。

吐く息が声帯のひだを通り震わせる。
そこで音が鳴るのですが、その時はまだブザーのような音。

それを今聞こえてる声の響きにしてくれるのが、共鳴器官です。

共鳴器官は喉周り、口腔内、鼻腔。

頭蓋骨や胸回り、はたまた身体全体を
共鳴器官と考える人もいるようですし
あながち間違いでもないとは感じますが、
まずは声道より上とかんがえておけばよいかな。

この共鳴器官を力んで固めることなく
リラックスして活用することで
より響く声を感じられるようになります。

たとえば。
アコースティックギターを想像してみてください。

ボディの部分が共鳴器官で
真ん中のサウンドホールから音が出る。
でもこのボディの部分をぎゅっーっと
羽交い締めにしたら響く音はなりませんよね。

それと同じなんですね。

このボディをどれだけ解放させてあげるかが響く声を出すポイントです。

響く声の出し方

口をしっかり開ける・・のは笑筋使って下顎を開くのだ

では私たちの身体でもう一回みてみましょう。

共鳴器官で最も分かりやすいのは口。
口を大きく開くことが大切です。

試しに口をほとんど開けずに
声を出してみてください。

 

口を閉じていると口腔内の響きを使えない分
鼻腔ばっかり響く鼻声っぽくなるはず。

だから「口を大きく開ける!」のはとても重要です。

でもこの開け方、要注意です!

口の開け方の盲点

レッスンでも最初によくやるのですが
みなさん「大きな口を開けてみて」
というと大体口を開けながらも上を向きます。
歯医者さんでやるみたいな感じで。。。

しかし、それは口を大きく開けているというより、ただ頸椎を縮めてるだけです。

でもそうなっちゃうのも仕方ない。

なぜなら。
口は下にしか開きません。
人間には下顎しかないからですね。
でも歌う人、特にボイトレしてる人は、
「口角あげて」「笑顔で」と言われるせいか
上に口を開こうとするのですよ。

とはいえ、上を口に開こうとしても、
(上顎は言葉としてはあるけれど)
口の上側を動かす関節は存在しないのでそこは開かない。

上には開かない、でも上に開けたい、、
だから上を向いちゃうんですね。


 (ね、下顎は外れるけど上顎は頭全体にくっついてるでしょ。)

上を向いてしまうと首の後ろの骨を縮める、
そうすると喉の前は引っ張られて緊張する。
その上口腔内も緊張して固まっちゃう。

口を上側に開けようとすることは、全てが逆効果なんです〜!!

口は下に向かって大きく開けよう

口は下にしか開きません。
下顎しかありませんから。

なので、顎を下に開くのが大事です。

ただ、そうすると顔全体が下に引っ張られてムンクの叫びのようになる人もいますw。

なので、大事なのは口角をあげたまま、下に口を開くこと。

その時もやっぱり口角をあげるだけなのに
口輪筋とかほっぺたの余計な筋肉を使う人も
でてきてしまうのですが必要なのは「笑筋」。
口角からこめかみに向かう筋肉。

ここをキープ、笑顔をキープして
他は脱力してそのまま下に口を開くこと。

無理して大きな口を開けようと思う必要はありません。
口角を優しくあげて、少しずつ縦にも口が開くように、練習をしてみてくださいね。

 

私が身体や解剖学のことを時々学ばせていただいてる理学療法士であるMerge Laboの山本 篤先生が、この口の開け方について、
フィジカルな基準でめちゃ分かりやすく説明してくれてる動画、FACEBOOKで昨日シェアされているのを見つけました!

口を下に開けるとは、、という基準がよくわかることと思います。興味ある方は先生のMerge Laboをぜひフォローしてみてくださいね。

空間を意識して響かせる

声を響かせるためのエクササイズをご紹介します。

冒頭で述べたように、響く声と対になる「スペース」という感覚。これを意識してみましょう。

まずは両方の手のひらでお椀の形、つまり丸いスペースを作る。
そこに口を近づけて声を響かせてます。

もじどおり「おわーーーん」というのがいいかな。

今度は自分の顔全体にそのスペースを広げる、
次は頭全体、体全体、今いる部屋、
とどんどんそのスペースを広げてみましょう。

今度はもっと大きな部屋にいるイメージ、
更に体育館の真ん中で隅々まで声を行き渡らせるイメージ。

どんどんスペースを広げてその空間を揺らすこと。

部屋の振動に、そして自分の身体の響きに注目をしましょう。
「どんな時に響くか」ということに気がついて来るはずです。

大事なのは脱力していることです。
口腔内も顔も頭も身体も、
ぎゅっと縮こまって緊張してたり
がんばりすたりして力んでしまうと、
思うような響きはでてきません。

空気と抱き合うようにふんわりと、
優しく声を出してみてくださいね。

 

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