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藤井風という風に包まれている

この数週間、藤井風のファーストアルバム 「HELP EVER HURT NEVER」を延々繰り返して聞いています。

藤井風は、神の使い。
私たちに大事なことを伝えるために
神様がこの世に遣わした。

おおげさかもしれないけどそんな人だと思えてしかたないほどです。

最初に藤井風を知ったのは1年半くらい前。

「こんな弾き語りをする男の子にはまっている」
と友達が教えてくれた人。

それが藤井風でした。ものすごい衝撃的でした。

でもそのときは何曲かyoutubeを聞いて、いつのまにかそのままなってしまって、ハマるってほどではなかったです。

その時はまだカバー曲だったからなのかな、今年の頭にリリースされたという冒頭で紹介したの本人のファーストアルバムに脳天からグーンと貫かれました。!

シングル曲
何なんw”(Nan-Nan)

彼と再会したきっかけはこう。

教室のグループレッスンの中の新企画であるFACEBOOKライブで「なんでも答えますから!」とトピックを募ってたところ、一人の生徒さんから、「藤井風について話してほしい」とリクエストをいただいたんですね。

それで改めて「ああ、あの彼だよね」と思い出し、きちんと話すためにちゃんと聴こうとチェックしたら、ズブズブとその沼にはまりましたw

その日は夜中の3時過ぎ頃まで、そのアルバムとyoutubeの過去動画をヘッドホンで「なにひとつ聞き逃すものか」と、集中して聴きこんでいました。

歌い手としての力量も凄まじいですが曲も良い、歌詞も良い。そしてピアノも素晴らしい。

丁寧に増減を絶妙に繰り返すグルーヴたっぷりの歌声、
くるくる表情を変える声の音色、
リズミカルなピアノ、
日本語と音符と遊ぶメロディライン、
人生を深く優しく問う真摯な歌詞・・・

加えてyoutubeの動画でわかるのはユニークさと愛すべきバカらしさ。それに実力を併せ持ってて・・・
もう最高としか言えないんです。

歌うことにおいては、私はレッスンで指導しているわけですし「言語化する」ということに日頃から心を砕いています。でも今の私の言語化能力と音楽の知識では到底説明することができないアーティスト。

一方で、「分析なんてそんな野暮なこと、、」と思わせるようなサンクリュアリー感さえ漂います。

それでも今の私自身がフォーカスしたいのは、まずは歌詞の素晴らしさ。

とくに上記のこの、アルバムの最後にある曲、「帰ろう」は

執着からの解放
思い込みからの脱却
恐れを手放すこと

がテーマになっている。それがどう生きるかにも繋がっていく。。

そう感じました。

これは後日youtubeで藤井風本人も話してるけど
23歳の男の子の視点なのか、これが・・・

そしてもう一つは、メロディやコード進行がスリリングなこと。

「こうくる?」という意外なフレーズ、気がつきにくいさらっとした転調、微妙なテンポの変化などに
ドキドキさせられっぱなしです。

そしてもう一つ欠かせないのは、深みのある歌の表現力。

柔らかい声からざらっとした声まで音色は1曲の中で多彩に変化をしている。

そして何よりグルーヴ。リズムの打点をキープしつつ本当に「風」のようにメロディラインを滑らかに上下する歌声です。

「何なんw」のビデオで彼がNYの街を歩いているのを見ると、背骨がしなやかに揺れて風のように、波のように歩く。

この身体のゆらぎが、彼の歌のグルーヴそのものだと思います。

ずっと鍵盤見続けていた脊椎じゃ無い感じもあるんですよね。ダンスとか、運動とかやっていたのかしら・・・

・・・と語るにつけ彼の才能とエネルギーが凄まじいことを実感して言葉が足りないのを実感します。

「天性」とか「生まれつき」とかは自分の可能性を諦めるような言葉に時々感じてしまい好きではないのですが、彼の音楽を聴いていると、天から授かった「ギフト」を感じずにはいられない。

そして、「もう何回も人間を経験してる」「何度も生まれ変わってる」人だと思わずにはいられないんです。

神の遣いとして、宗教や哲学とは別の形で多くの人の心を癒し、世界に光を当ててほしい!
そう思います。

10月29日に武道館でやるワンマンライブ、第1弾抽選は落ちたけど、第2弾に当たったので!!!
(メール来た時は大興奮でしたw)生の藤井風の音楽を浴びて、私もたっぷり照らされてこようと思います!

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