こんにちは 東京新宿・大人のためのボイトレ教室Harmoniaのフェルナンデス由布子(@fernandesyuko)です。
「ボイトレ、やってみたいけれど効果がないのでは」
今この記事を読んでいるあなたはそんな風に悩んでいるかもしれません。
もしくは今まさに「ボイトレ中なのに効果が出ない!」と焦っているかもしれません。
確かに、その人のやり方によって
効果の出る期間には大きな差があります。
でも確実に効果を出している人が居るのも事実。
安心してください。
効果が出てる人の特徴を知り、
出ていない自分との差を認識すれば、
必ず結果が出てきます!
目次
ボイトレは本当に効果があるの?
ボイトレ教室やボイストレーニングに通う目的は「歌が上達する」ということですよね。
そこに関して言えば必ず効果はあります。
月一回でも二回でも、
積極的に歌に触れる機会があれば、
理論的な部分にしろ、
身体的な部分にしろ、
今まで知らなかったことを
学べることは間違いありません。
ただ一つ条件があります。
自らの力で歌を変えていこうと思える人
だったら、です。
ボイトレで新しい知識や体験を習得
できるということは間違い無いですが、
それを自分の体に落とし込めるのは自分だけ。
なんでもトレーナーにやってもらって
どうにかしてもらおうと思っていてはなかなか効果は出ません。
ダイエットだって同じでしょ?
たった週一回のジム通いで
トレーナーに頼りきってしまい、
それ以外の日々の生活で何もしていなかったら
絶対に美しい体になることはありません。
トレーナーはガイドとサポート役です。
徹底的にお手伝いします。
でも、行動して変えて行くのは自分自身。
そこだけは勘違いしないでくださいね。
ボイトレの効果がでる期間の目安は?
ボイトレ効果が出る期間、
実はこれらのものが関係します。
同じ先生から習っていても、
その期間も効果の体感も全く違います。
◾️ それまでの運動経験やその種類
◾️ 体感覚が敏感かどうか
◾️ それまでの音楽経験の有無
◾️ リスナーとして音楽に慣れ親しんでる
◾️ 歌い慣れてる、発声をしている
◾️ 発声や歌の癖が強くないか
・・・
これらは本当人によってまちまち。
当教室の体験レッスンに来てくださる方々も
まあ、見事に同じタイプの人っていないものです。
ただ、真面目に正しいやり方で取り組めば、
だいたい3ヶ月〜、遅くても半年ほどで
変化を感じることが多いと言われています。
なぜなら身体の変化を感じ始めるのがだいたい3ヶ月程度だから。
歌うことは運動!
歌うこと、発声は運動です。
ですので、今までの運動経歴はとくに大きく関わります。
上半身を固めて使う運動をしてきたのか、
それとも、体幹や呼吸を整えるヨガやピラティスなどをしてきたのか、でも異なります。
歌は体が楽器です。
楽器を想像してみてください。
何十年も調律されておらず、
足がかけてまっすぐ置けないピアノを
久々に弾こうとしても良い音は出ないはず。
その場合、まずはメンテンナンスから、ですね。
3ヶ月を目安にしつつそれぞれの身体的な
バックグラウンドによって大きな差があることは
覚えておいてください。
ボイトレに通うことで得られるメリット
大きくわけて3つのメリットがあります。
- 自分でも気づかなかった課題に気がつく
- 課題へのアプローチと自主練方法がわかる
- 音楽的な理解が深まる
自分でも気がつかなかった課題に気がつく
体験レッスンにくる時にはすでに
『私はこんな課題があって、、』
と理解されている人、少なくありません。
ご自身でしっかり観察されていて素晴らしいことです!
ただ、それを勘違いしていたり
深掘りできていない場合も多くあります。
例えば、「音痴なんです」
という人で本当に音痴の人は会ったことがありません。
ただピッチが悪かったり、もしくは音域外のところで歌ってることがほとんど。
また、「喉が枯れやすいんです」という人も
かなりよくいらっしゃるのですが、
喉を使いすぎて枯れさせるというよりは、
喉がちゃんと閉じていないため、
息が漏れてかすれてくる、という人の方が多いです。
正しい知識と鍛えられた耳を持った
ボイストレーナーだったらすぐわかること。
この辺はプロに任せた方が安心です!
課題へのアプローチと自主練方法がわかる
指摘された自分の本当の課題。
これには適切な練習方法が必ず存在します。
やみくもに発声練習をするのではなく
「この問題にはここにフォーカスしこの練習!」
というプロセスを踏まなければ
本当の意味で課題は解決されません。
そのトレーニングを自主的に続けることで
効果もまたぐんとアップします!
音楽的な理解が深まる
発声を極めるだけなら上二つのメリットだけを掲げれば良いんですが、
ボイトレに通う多くの人の目的は「歌が上手くなりたい」です。
歌が上手になるということは、
ただ上手に発声できるということではなく、
感情と技術が同居した音楽的な表現が必要になります。
そのためには曲への理解を深めること。
音楽的な知識はもちろん、感性を育てていくことが欠かせません。
それが人の心を打つ歌へと繋がっていきます。
自分が得てきた経験や感情という宝物を
どう歌に還元していくのか、、
これにはちょっとしたコツがある。
ここはヴォーカリストとしての先輩でもある
ボイストレーナーの助けを借りない手はありません。
ボイトレの効果が出やすい人の特徴
ボイトレの効果、わかっていただけたかな?
ボイトレにせっかく通うなら、
そのメリットを思う存分享受したいですよね!
そしたらもう一歩進んで、ボイトレの効果が出やすい人の特徴をチェックしましょう。
これは言い換えると
こうすればボイトレの効果がアップする!
ということですよね。
レッスンを録音する
学校の勉強では復習することで理解度がアップしますよね。
ボイトレも同じ。
レッスンの様子を録音して、
後から改めて聞き直すと、
先生が言ってることもゆっくり確認できる。
また、客観視ができるという素晴らしい利点があります。
当教室はプライベートはもちろん録音OK、
グループもオンライン化してるので数ヶ月聞き放題。
これを後からちゃんとチェックしてる人と
していない人で効果に差が出てるのですよ〜。
レッスンの前に質問をまとめておく
今度は予習です。
前回のレッスンや復習の際に
理解できなかったことや疑問に思ったこと、
またそれらの上で今の自分の声がどうなってるか、
ということをレッスン冒頭で
バーっと質問する生徒さんが時々います。
そういう方は、向上心もある上に努力家、
そして自分を客観視もできているので
効果が出てるくるのがとても早いです。
ボイトレでは自主練はやっぱり大事です。
ボイトレの効果が出る人の大前提は自主練をしていることです。
歌は身体が楽器。
そしてその身体は習慣的な運動によって変化します。
細かい身体の動きを整えて行くには、
1ヶ月に一度や二度エクササイズを
するくらいでは変わりません。
筋トレだって同じですよね?
6パックがほしいとトレーニングしても
週1回100回程度やっても大して変わりません。
鍛え抜かれた身体で有名な
サッカー選手のC・ロナウド、、
彼は週3,4回、毎回1000回程度の腹筋をしてるらしい。
筋トレの場合は目に見えた効果がでるので確認しやすいですが、声も同じです。
ボイトレの効果が出ない原因は
では、ボイトレに通っていても
その効果が出る人と出ない人の差を
もっと具体的に探りましょう。
効果が出ない原因は主に
◾️ トレーナーに依存。なんとかしてもらおうと思っている。
◾️ 目標や課題が明確ではない
◾️ 目標が実は本心ではない
◾️ 発声器官のトラブル
◾️ 教室や先生との相性が悪い
◾️ 練習環境が整っていない
・・・
トレーナーに依存している
冒頭で書いた根本の部分です。
トレーナーに依存して、なんとかしてもらおうと思ってる人は絶対に変わりません。
サポートや案内をしてもらいながらも
自分の道を自分で切り開こうとしているか?
自分にもう一度問いかけてみてください。
ボイトレの目標や課題が明確かどうか
ボイトレ教室でのレッスンは、
ルーティーンの発声練習をし、
そのあとは発表会に向けての曲をする。
こんなパターンが非常に多いと聞きますが、
実はこれでは効果がなかなか感じられません。
私たちの脳は「これを解決しよう」と思ったら
そこに向けてアンテナを発信し、
全力で求めていこうとするもの。
今の課題や問題、よくなるために
何が必要なのかを把握することなく
ただルーティーンをこなすだけでは
自分の心身は変化する方向に流れていきません。
「もっと上手に安定して歌いたい」
などの目標があればそれを明確にし、
苦手な項目をピックアップして
一つずつ対処していく必要があります。
効果を感じられない人はまず
自分の課題を明確にし、
目標をしっかり定めていけるようにしましょう。