(画像は野島という場所。大槌応援団サイトより )
東北の復興支援事業として訪問させて頂いている岩手県大槌町。豊かな自然や魅力たっぷりの人で溢れています!が、震災の残したものはあまりにも大きくまだまだ復興したとはいえません。2014 年から訪問して以来、もっと出来ることはないか、もっと楽しくなれないか、と、舞踏家のUSHAを中心として仲間で色々と考えておりますが、まず今年の9月に秋祭りツアーを企画します!
この素敵な町に一緒にいきませんか?
大槌町ってどんな町?!
皆さん、あまり聞いたことがない地名かもしれませんが、大槌町はとても自然豊かなところです。海はリアス式海岸で複雑な湾が入り組んでいるせいなのか、車で走ってると、『さっきは海が左手に見えたけど今度は前に見えてすぐ横はすぐ山になった』というように、ビュンビュンと目まぐるしく目に映る景色が変わります。そう、山もすぐ後ろに連なっていて、時々くまが出没することもあるそうな。自然の姿がリアルに感じられる場所です。
同時に、海と山に囲まれているといえば自然の恵みがあるということ。食べ物もとっても美味しいです。のりやわかめ、貝などの海産物はもちろん、山ではとれる松茸も極上のもの。
いつも宿泊している小川旅館さんのこの豪華な食事。大槌の海と山の恵みがたっぷり詰まっております。
夕食
また、他にも、食事の美味しい民宿がいくつかあります。今回の宿泊がどこになるかはまだ未定ですが、お楽しみに!そのうちの一つの藤原民宿さんでは、2016年の大槌が舞台となったショートフィルムの撮影が行われたところです。
短編映画『未来のカケラ』は、岩手県在住の岩間壮太さんの作文「震災から4年と半年(感謝を忘れない)」が原作。
そんな自然に囲まれているからこそ、大変なこともあったのですね。2011年の東日本大震災では壊滅的な津波の被害を受けました。特に役場の上層部の方が多く津波で流されたということもあり、行政の機能が麻痺をして復興事業が出遅れた、とも言われております。
津波の被害は甚大で、線路も大きな被害を受けて、山田線は今現在も開通していません。土地の嵩上げに時間がかかり、訪問の旅に街は様相を変えていきました。それでもまだ建物がチラホラしか建っていないだだっ広い土地が広がっています。
この写真は今年の3月の旧役場の前の通りから
前述のUSHAを通してご縁を頂き一昨年よりこの大槌町に訪問し、復興支援事業の一環としてショーをさせてもらったり、ボイトレや歌を教えるために訪問を続け、町に人に触れてきてこの町の魅力を知り、訪問の度に好きになりました。派手な観光名所はないもののほっこりするような暖かい風土です。
ちなみに、ひょっこりひょうたん島のモデルになったという蓬莱島もここにあります。(大槌応援団サイトより )
そして、迫力ある伝統のお祭りもある!今回のツアーのメインイベントです。
大槌の人々
この復興支援事業を通して仮設住宅に住む方々にもたくさんお会いしましたし、またボイトレや歌のレッスンを通しても多くの方々と触れ合う機会をいただきました。その中でも最も元気が良くて明るくかしましかったのは大槌町のフラガール達。代表の小笠原弘子先生が震災後に「一緒に元気になろう」と皆を引っ張り、活動を通して笑顔を取り戻した、素敵なフラガールのおかあさま達なのです。
今年の大槌バラエティーショーのフラガールズ
フラガールズの中には、ご家族が津波に流されて見つかっていない方や亡くなられた方もいらっしゃいます。お一人の方とある時こんな話をしました。
ずっと気持が塞いでいた。フラをはじめても「自分だけ楽しんではいけない」と罪悪感が合った。でも色んな活動を通して、皆に知ってもらって声かけてもらって「ああ、楽しんでも良いんだ」と思えるようになった。
他にもたくさんの方のお話を伺いました。一人一人に想いがあって、どなたの話を聞いても胸が詰まります。真摯に耳を傾けると同時に、音楽やダンスの力で皆が笑顔を取り戻してきていることに感動すら覚えます。それだからか、弘子先生と皆さんの踊りは見ているだけで心が洗われるような気持ちになるのです。(このフラガールズ、11月に東京に来る予定!乞うご期待!!)
活動が話題を呼びテレビでも時々特集されています。
もっと一緒に「楽しい」を作る!
せっかくご縁を頂いたこの大槌町。我々は心の復興支援事業の一環で訪問しておりましたが、震災から6年経ち支援の手は減る一方です。先程の町の写真でもわかったって頂けたことと思いますが、町は以前の姿に戻ったわけではありません。まだまだです。しかし、だからと言って一生支援ができるわけではないのは当然のこと。
だからこそ、我々はもうしばらく自治体や国の支援を頂きながら、今後は町民のみなさんが自発的継続的に活動出来るコミュニティづくりや、楽しさや喜びを共有出来るような環境のためになにかできないか、という展望があります。もちろん、可能であれば雇用を生み経済がまわるようなしくみを作れたら良いな、とも考えております。
USHAが代表を務めるアルグールが中心となり動くことになります。当面の目標は、
・仮設住宅・災害公営住宅への訪問継続
・災害公営住宅への訪問継続
・町民主体で活動できるサークルの形成
・講師派遣
・上記全てが継続的に活動できるための仕組みづくり
・経済活動
・雇用創出
など。
こういったことを現地活動団体の方々と連携しながら上記目標を上から順々達成したい、とあります。
引用:【ウシャ記】おおつちバラエティショー2017を終えて
その最初の第一歩としてこの秋祭りのツアーを企画しました。 でもそれだけではありません。
東北の方は、訪問する度にとても喜んでくれて 「忘れないでくれてありがとう」 「いつも来てくれてありがとう」と言ってくれるのです。 別に被災地に行ったことないからただ、行ってみたい、とか興味本位だってかまわない、と個人的には思います。
地元の方々と触れ合い、ただお喋りするだけでも 本当に喜んでくれるから。これも十分な支援です。 そして、訪問してあちらでお金を使うことも、支援ではないでしょうか。
USHAのベリーダンスの生徒さんでも既に訪問をしてる方は多く、私の東京のボイトレの生徒さんにも興味ある方が結構いらっしゃいます。 そう、何かやりたい、手伝いたい、と思っても なかなか腰が上がらなかったり、縁がないのでどこに行っていいやら迷っててそのままになっている、という方もいると耳にします。
これを機に是非一緒に大槌町に行きましょうー!
ツアーの詳細
大槌まつり
2017年9月15.16.17日 (金土日。次の18日(月)は祝日です)
*現地集合現地解散
大槌町は、1万人ちょっとの人口であるにもかかわらず、鹿子踊、大神楽、雁舞道七福神、とりこ舞、虎舞、など全部で20もの団体があり、どれも特徴があって、初めて見ると感動する程野パワーとエネルギーだそう!
<交通費等や時間の詳細>
完全実費ですが、東京から新幹線で行くと往復交通費が4万円程度。
夜行バスだと片道8,000円〜1万円程度。
宿泊が7,8千円となります。上述の素晴らしく豪勢なご飯付き!(宿泊場所は未定)
そして、時間は、新幹線では東京駅から大体5時間位かかります。
東京→(新幹線)新花巻→(釜石線)釜石→バス等で大槌町。釜石から大槌町までの電車はまだ運行停止中なので釜石からバス(1時間に1、2本)ということです。人数が多ければ釜石駅からレンタカー等もありです。乗り換えは多いです。
夜行バスだと10時間位。秋葉原、上野、池袋等発着で、大槌町内に着きます。寝れるならむしろバスのが楽に感じる人もいるようです。
東京から遠いというのは、不便ではありますが、その分古い文化が残っているということを体感出来ることと思います!是非これを機に、是非一緒に行きませんか?
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