そもそも鼻炎・上咽頭炎あって、喘息もあって、太い声の割に楽器は繊細な私ですが2022年6月、とうとう突発性難聴にまでなってしまいました。
急な耳の違和感から次の日にはサーっという閉塞感を伴う耳鳴りが出てきたのが最初。
突発性難聴だとしたら早い対応が肝心というのを知っていたのですが、通院中の声専門の耳鼻科クリニックは混んでいる上にその日はお休み!
速さを優先させて比較的近場で評判が良い耳鼻咽喉科に行きました。(これが正解だった様子)
耳鳴りがしていた左側の低音障害が起きている突発性難聴と診断され、ステロイドを含んだ薬をしばらくのみました。2週間近く経った現在、まだ一部の薬を続けていますが順調に回復しております。
その時自分ができた最善&最速の対応であったとは思うのですが、ネットなどで調べると後遺症やその後も続く難聴の経験談も多く、耳鳴り自体の不快感とあいまって最初数日は本当〜に不安になりました!
でもお陰様で、今も後遺症を持つ生徒さんの気持ちだったり、また聞こえないかもしれないという不安・・・今まで以上に理解できるようになった気がしています。
また、病気の原因にもつながる鼻炎ケアに関しての知識、またストレスに対する見解も深まったし、時間があったおかげで色々自分の内側を深掘りして考えることができて、すでにこの突発性難聴が良い経験になってるなと実感してます。
転んでもただでは起きませんー!
突発性難聴と鼻炎・上咽頭炎ケアについて
突発性難聴になったというと、「ストレス?!」とか「更年期?」という言葉がバンバン返ってきました(笑)。
ストレスからくるという印象、確かに多いですよね。
確かに非常に忙しい時期が続いていたし、更年期に差し掛かっている年齢でもあるし、ね。。
でもなんでもすぐそこに飛びかかり単純に「ストレス」で片付けてしまうのは大きな病気を見逃しかねない。
何より思考停止するようであまり好きではないです。
まずは最初に色々振り返って調べてみたり考えていくこと。直感と感情を大事にしつつ、考えたり工夫をしたりを積み重ねるのが人を作りますからね。
そんなふうに思って、得た情報から色々調べたり考察していったのですが、長年やっていた上咽頭炎のケアに固執しすぎていたかもな、と思います。
関係ないようで、突発性難聴とめちゃ関係あります。
上咽頭炎のセルフケアについて
よくブログでも書いておりましたが、私は上咽頭炎があるので、それに対して
①鼻うがい
②B スポット治療(上咽頭炎擦過方法)
③A&Dのホットシャワー
などのケアを長年続けておりました。
通ってきた複数の耳鼻咽喉科にも、また喘息の呼吸器科の先生数人にも推奨されていましたから。
②は基本クリニックでやってもらうものですが、実際楽になる感覚もあったし、ま、状況は一進一退を繰り返すものではありましたが、その治療中の爽快感も継続する理由となってました。(クリニックと炎症度によっては痛みも凄まじいですが)
そしてつい先日行った声専門耳鼻科で「どうやら左耳の耳管扁桃に慢性炎症がある」とわかり、そこに集中的に薬を塗ってもらったりしました。(気持ちいい・・・♪)
B スポット治療を推奨しない先生
私が今回の突発性難聴で駆け込んだ耳鼻咽喉科の先生は大学病院でも長年働いていた経験豊富な先生。
今までの話をしたら「ポリシーを持って(Bスポット治療を)やっている先生もいるのでね、あれですが・・」と一言おっしゃった上で、色々説明してくれました。
鼻や耳には中にゼリーのような(もちろん見えない)潤滑するような滑りをよくする作用があって、鼻水を流してくれたり保護してくれたりするけれど、薬を塗って患部をこすりとるような治療だとそのゼリーまでとってしまう。風邪もひきやすくなる。
耳の違和感を感じる前にBスポットを続けていた話をしたところ、間接的な影響があるかもしれないとのことで、鼻うがいなんかもやめた方がいいと言われました。
長年そちらの情報ばかり追いかけてきた私からするとウッソー!って感じです。
(直接的な原因という意味ではありません。)
とはいえ鼻炎や上咽頭炎があることが耳の状態にも影響をするし、喉の枯れやすさにも通じることは間違いないので、点鼻薬の継続使用はしっかり促されました。
ちなみに、鼓膜の圧を調べるという検査もしたんですが、私、硬いんですって。小さい頃に中耳炎をやったとか強く鼻をかんだとか?そんなこととも関わるらしいのですが、そういうひとは難聴起こしやすい、ともぽろっとおっしゃってました。ますます正しいケアが必要になりそう・・・
当たり前ですが、上咽頭炎のセルフケアを奨めてきた耳鼻科の先生に文句を言いたいとかは全くなくて。またもちろん、だからと言って今回の先生を100%信じたということでもなくて。
とにかく喉鼻困ったらBスポットいく!みたいに考えるようになってたんですよね、これは依存であるし自分で感じて考えていこうとしてないな、と反省したのでうs。
こだわりと盲信
病院に行けばわたしたちは正解をもらえると思ってますよね。
実際は検査すれば正しい答えをもらえる、そんなことも多いです。命に関わる大きな病気にも、治療方法の選択肢は複数ある。
でも、必ずしも答えが見つかるものばかりではないです。
アレルギー検査をして問題がないのに花粉症とまったく同じ症状を持つ人もいますし、アトピーになる方もいます。
私の親しい友人にも30代のある時期、毎月扁桃腺が腫れて熱を出していた子がいます、それがいつの間にかピタッと無くなった。
私自身アレルギーはないですが、鼻炎も喘息も強いです。なんでこんなにすぐ喉が痛くなるのかもよくわかりません。
また、お医者さんの考え方や治療方針もまちまちです。アレルギーなどに関しては余計その違いが顕著かもしれませんね。
だ私たち治療を受ける側は、自分で考えて選んだ先生を信じる必要があるけれど、その前に「いろんな意見があるものだ」「正解が見つからないこともあるのもだ」と頭を柔らかくしておきたいですね。
同時にエセがん治療などに代表されるインチキ治療には騙されない知識と賢さを持つなども。
原因を解明しようとする力はかっこいいけれど、でも強すぎるこだわりは硬さや頑なさになり「思い込み」へと暴走します。
周りが見えなくなったり、あるはずの他の情報の良さや素晴らしさも見失いがちになってしまう・・
仕事をしていてもいつも思うんですよね。こだわりを持ちつつも柔軟でありたいと。柳のようにしなやかに。
以前この方のこんなツイートをみたんだけれど。
超プロフェッショナルとしてこだわらないでいるのは本当にすごいことだなって思いますね。
少し、いやかなり話が飛びましたw
ストレスってなんやねん
突発性難聴が「はい!ストレスー!」って印象なんだとそこかしこで実感した今回。
でも実際わたしは、好きな時に好きな人と大好きな仕事して、適度(時にやりすぎ)な運動をして愛する人たちに囲まれて過ごすことができているので、あまりストレスを実感することはないんです。
ただこれを機に振り返ってみると、心配性な上プレッシャーに弱いのでそれがストレスになったりはしてるところはあったのかなあ、と(笑)
まあ、どのプレッシャーも自分のやりたいことや夢のためなので、そこはその先の喜びに目を向けていこうかと。
また、「ストレス」って簡単に使われるけどいろんな要素がありますよね。
人に会うとか、出かけるか、暑い寒い辛いなんてのもストレスです。いつもと違うことも「一見楽しいことのように見えて」ストレス。
気圧や気温の変化もストレスで、それで喘息がでたりもします。
こういう意味では生活の中でストレスない人なんていないし、好きなことや気持ちいいことの前には少し大変なことをしなきゃならなかったり努力だって存在する。
でも同じ環境下でも全ての人に同じような症状がでるわけではないし、大変だと感じるわけでもない。
そう考えるとストレスを無くそう!というよりも(受け止め方の工夫はできるけど)、そのバランスをとる自律神経やホルモンバランス、免疫系というシステムたちを少しでも整えておくほうが早そうだな、と。
自分自身の体質改善や生活を地道に見直していこうと思います。
早速信頼できるご縁で鍼治療の先生にかかりにいったり、いつもの漢方の先生に相談して食事の仕方を変えたり、またビジネス仲間に相談して睡眠前の過ごし方にひと工夫したり。
明日は気になっていた気功に行く予定。整えていきますー!