<無料メール講座STEP5>理論としくみを知る(2)ハロー声帯様!

<無料メール講座STEP5>ハロー声帯様!

声帯様の素晴らしい力

みなさん、声帯様がどこにあるかご存知ですか?喉仏の内側にある、筋肉と粘膜と靭帯で構成されている器官です。

実際私の声帯の写真をお見せしますね。ちょっとグロいので周囲にお気をつけてw。

 

声帯の断面図

左側は息を吸っている時。
V字が開いていますね。

このVが声帯のヒダであり、粘膜でできています。
その先は気道につながっています。

右側は声を出している時。ヒダが閉じています。
ここを空気が通ることによってヒダがぶつかりあうように開閉して
呼気を振動させることによって音が出るのです。

 

この声帯様、実際は長さが1.5〜2センチで厚みは4ミリほどと言われています。
想像より小さいと思いませんか?

そして上述の通り、閉じたヒダに呼気が通ることによって声が出ますが、この時、声帯様のヒダ、どれくらいの速さで開閉していると思いますか?

これは、声の高さによって振動数は変わるのですが、真ん中の「ラ」の音で1秒間に440回開閉しております!

1秒間に440回!

人間が自らの意思で1秒間に440回開閉させられるものが果たしてあるでしょうか・・・????

神です。

そして、個人差はあるものの、だいたい2〜3オクターブの音域を出すことができます。
ギターと同じくらいかそれ以上です。

でもギターの弦はあんなに長くて全体も大きいです。
一方声帯様は1.5〜2センチ。。。

それくらいの短さの中でドレミファソラシドを、ほんの0コンマ??ウンミリ的な動きで音の階段を昇降するのです。

これ、人間のちからでどうこうできるものだと思いますか?

神です!もう神器官としか言えませんよね^^

声帯が「声帯様」たる所以です。

そして、こんな素晴らしく自由に働いてくれる神器官に対して、私達人間ができることはありません。
唯一できるのは「お邪魔をしないこと!」

つまり、大切なことは「自分でコントロールしようとせず声帯様にお任せする」ことです。
そのことによって最大限に声帯様の持つポテンシャルを引き出してあげることができるんです。

 

声帯様の筋肉の動きとは

喉が疲れやすかったり声がかれやすい、という人の多くは、声帯様の周辺の筋肉に余計な力を入れて負担をかけ、
声帯様がもともと持つ自由な動きを妨げています。

声は音です。そして音は空気の振動です。力任せに出せばよいものではないのです。
力を入れすぎると程よい振動が広がらりません。

高い声と大きい声

声帯様のヒダはギターの弦を想像するとわかりやすい人が多いです。

ギターの弦がハリを増してピーンと伸びると高い音が鳴るように、声帯のひだもハリを増すことで高い声がでて、緩むと低い声になります。

また、このヒダは、写真で見るのは断面図ですが、実は厚みを持って開閉をしていて、声帯がしっかり閉じて厚みを増す程大きい声がでます。

そして、高い声を出すために使われる筋肉と大きな声を使われるために使われる筋肉は異なります。

ここで大事なのは筋肉の名前を覚えることでもコントロールの仕方を覚えることでもありません。

大事なのは、高い音を出すための筋肉も大きな音を出すための筋肉も別だと知ること。つまり、それらの筋肉はバラバラに、つまり自由に使われているのです。

だからこそ、余計な力を入れると、それらの筋肉はまるっといっしょくたに使われてしまう。ですので、声帯周辺には余計な力をいれないことが何よりも大事なのです。

それにそもそも声帯は感覚に乏しくコントロールすることが難しい器官です。

こちらでなんとかしようなんていうのは、やはりおこがましいんですね(笑)

 

ではどうやったら声帯周辺に力を入れないようになるか、といえば、<STEP3>「ポジショニングを極める」でお伝えした、

「力の流れる軸をキープしながら他はリラックスする」
ことです。

これができていると自ずと喉周りは開放され、余計な力は抜けていきます。

具体的なトレーニングは、同様に、軸を意識しながら身体や身体のパーツを揺らすことです。

もう一度振り返りましょう。

力の流れる軸を意識するトレーニング

<準備>火の玉をイメージします。その火の玉の動きを吐く息と連動させて下さい。 ・おへそから10センチ程下を両方の手で押してそこから火の玉が身体の中に入る
・その火の玉は身体のど真ん中にたどりつく
・たどり着いたら角度を変え上へ向かい彗星が宇宙を流れるような勢いのイメージで身体の中心軸を駆け抜ける
・火の玉は頭のど真ん中を「シュワッチ」と外に出て行く

 

軸を保ちながら身体をリラックスさせるトレーニング

丹田から中心軸を通って上に向かう力の向きを感じて発声をしながら
(1)肩を上下に揺らし続ける
(2)でんでん太鼓のように身体を左右に揺らす
(3)両方の手のひらで首の左右に置き(掴まない)動かす

もう一度、しっかり復習していきましょう。

息が漏れていませんか?

喉が疲れやすくて枯れやすい人うち、最も多くの方が陥ってると思われるのが(当社比)こちら

息漏れ声

です。

こういう表現を初めて聞いた、という方もいるかもしれませんが、
息漏れしてる声、というは、声密度が荒く声がザラザラしたりカサカサしている声です。
息が漏れているような「サー」という音が漏れてる場合もあります。

ウィスパーヴォイスのように、しっかり声が鳴ってる上に息が乗っかってるのではなく、
声がしっかり鳴る前に息が漏れてしまってる状態のこと。

主な原因は息を多く出しすぎているか、声帯の閉じる力が弱いか、その両方です。

この状態に陥ってる方、本当にかなり多いです!

息漏れ声の原因

声は、声帯の左右のひだが閉じてるところに呼気が通り、ヒダが震えることで呼気を振動させて声になります。

その『声帯の閉じ方』があまいと声はよく鳴りません。

声帯ポリープとか声帯結節というのは、このヒダのところにボコッとポリープやコブができて、
左右のヒダがピッタリ閉じない状態になること。
それによって息が漏れてしまい、声がカサカサしたりガラガラしたりするわけです。

一方、声帯様になんの異常も無いのにも関わらず、閉じる力が弱いために息が漏れたり、息が多すぎてると、
カサカサしたりバサバサした、声密度の粗い「息漏れ声」になってしまうんですね。

息が漏れちゃう勘違い

先程、大きい声について、「実は厚みを持って開閉をしていて、声帯がしっかり閉じて厚みを増す程大きい声がでます。」と述べました。

よく声が鳴るためには声帯様が閉じてるのが基本で、更に厚みを増すと声が大きくなっていきます。

でも、息漏れ声の人は(声帯がきちんと閉じてないゆえ)なかなか大きな声がでないので、
誤った知識からか、更に息を多くぶつけてしまい、悪循環になっている人もいます。

また、「喉に力を入れてはいけない」というのを曲解してしまい、声帯を閉じる力さえ使えていない人が非常の多いのも事実。

それでは絶対に声は鳴りません。
それどころか声帯のヒダという粘膜に空気をぶつけて余計喉には負担がかかります。

大事なのは、

・声帯様をしっかり閉じ、その感覚を掴むこと。
・息を多く出しすぎないため、息を止めるイメージを持つ

ということです。

ここでお伝えするトレーニングは、負担もそれなりにかかりますので、喉の調子が悪いときは避けてください。
また、何度も繰り返さず、1,2回にとどめて、また日をあらためて試してみて下さいね。

 

 

息漏れを解消するトレーニング

声帯を閉じる感覚を得る

よく言うのですが、良い声を鳴らすためには良い振動を起こさなければならない。

ですので声帯様はしっかり閉めるようにします。でも、あくまで「閉める」(Close)するのです。
決して「絞る」(Squeeze)のではありません。

・喉仏あたりに手の平を置いてみる
・口を開けて息を吸う
・息を止める
※息を止めるときは、なるべく一気に勢いよく止めること。

手のひらで、何かが閉まるような感覚を得られませんか?
これが声帯様が閉じてるということ。

声帯様を閉じる時に、周辺の余計な力みはありませんが、これくらいのテンションはかかるものです。

息を少なくするために

まずは、お伝えしたように声帯をきちんと閉じて発声をすること。

その上で、息が多い人は息を少なめにして発声をするよう心がけてほしいのですが、
息が多い人は自分が息が多いという自覚がありませんし、なかなか実際コントロールしにくいようです。

なので、まずは下記のいずれかのイメージを持って発声をしてみることをオススメします。

・息を止めるイメージを持つ
・前歯二本の間に小さな穴が空いていて、そこからほそーく声が出てるイメージを持つ
・自分の真正面にある小さな一点に集中してそこに声が集まるようなイメージを持つ
・音量少なめのハミングを鳴らし、よく響いてきたら、口を開けて声を出していく。

実際に息を止めたら声はでませんが、このイメージを持つと少し声帯が閉じやすくなる人が多いです。

経験上、息漏れ声はかなりのバリエーションがあり、その中で声の苦労をされている人が多いです。それぞれ最適なトレーニング方法は少しずつ異なりますが、まずは声帯を閉じる感覚をしっかり捉えてくださいね。

息漏れ声が解消されると、喉を痛めることや疲れることが減ってきて声をかなり楽に出せるようになります。
また、声の響きが変わり歌うのもどんどん楽しくなるはずです!

ここまでやってきたら、次は最後の<STEP6>で、今後、どうやって自分の声をより安定させていくかを確認致しましょう!
明日をお楽しみに!