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【STEP3】正しい知識を味方につけよう

<無料メール講座【STEP3】>
正しい知識を味方につけよう

今までの講座によって、
現在置かれている環境、
そして大人が持つ思い込み・・
よくご理解いただけたかな、と思います。

現状を知ることは何より大事。
現状を知るということは、スタート地点で、
これから出発するための用意が済んだところ、ということです。

ゴールに向けて今の環境を知り
準備が整ったならば、
次は左脳的な視点で進めていきましょう。

正しい知識を手に入れる

思い込みは知識で覆る

先日お渡ししたカウンセリングで、
自分の声の歴史を思い知ったり、
思い込みを自覚した方も
多々いることでしょう。

しかし、心身がカチコチな人はそれでも、
「やっぱり生まれつきでしょ?」
とか
「もう遅いよね・・・」
と言いかねないです。(笑)

実際言われたことも結構ありますよ。

でも、それを覆してくれるのは、正しい知識です。

例えば、、
「高い声は生まれつきでません」
と仰る生徒さんも時々おりますが、、

実は「高い声はどこまでも出る」
と言われています。
なぜなら、声帯はその特質上、
限界を知らず伸び得るからです。

声帯は左右のヒダが振動数を増して
伸展をするほど高い音がでます。

ギターの弦がヘッドの先端のペグ
(弦を巻き込んでいるつまみのこと)
を回して調整することによって、
キュイーーンと音を立てて伸びる感じ
イメージできますか?

それと同じです。

ギターの弦は、ベグを回しすぎて
ビンビンになると、どこかで切れるでしょう。

でも声帯のヒダは、その事によって
裂けたり切れたりすることはありません。

それどころか、
ヒダがその左右の接着の仕方を変えて
更に高い声を出せる、
というつくりになっています。

その話を説明すると、
さっきまで
「高い声は生まれつきでません」
と言っていた方も
「希望の光が見えました!」
と言ってくれます。

知識は、大きな味方になります。

 

喉が枯れやすい、疲れやすいのはなぜ?

声や歌は目に見えないもので、
個人の感覚や感じ方に左右されるのは確かです。

だからこそ、その分、
普遍の物理的なしくみ(呼吸)や、
数値化できる指標(たとえば、ピッチや音程など)は
正しいものを手に入れなければいけません。

皆さんがお悩みの、
声が疲れやすい、枯れやすい
ということ。
なにが主な原因かわかりますか?

これは、大人のみなさんの場合は
声帯の左右のヒダがきちんと閉じていない、
また、息の量が多くなっている、
そのどちらかか両方が原因となっていることが多いです。

そもそも声が出るしくみは、

声帯の左右のヒダが閉じ、
そこを呼気(吐く息)が通り
その時に襞が開閉することによって、
周辺の呼気が振動して音になります。

つまり、声帯はしっかり閉じなければ
安定した振動が起こらないので
安定した良い声にはなっていきません。

でも、喉を使ってはいけないと、思い込んで、
必要な「声帯を閉じる」という
テンション感さえ否定してしまい
声帯をしっかり閉じることができず
息漏れ状態になってしまい、
頼りないカサカサした声しか出てこない・・・。
こういう人がとても多いのです。

一方20代くらいの若い方々の場合
逆に喉をぎゅっと締めすぎてしまい
声帯に負担をかけてしまうことの方が多いようです。
(実際私は20代前半にそんなタイプでした。。)

つまり、、、
的確なトレーニングのためには、
まず正しい知識を入れる必要があります。

難しい声帯周辺の筋肉の名前などは
覚える必要はとくにありません。
(知ってたらそれはそれでわかりやすいですが)

声を出すための楽器である
身体のことと声の出るしくみを
正しく理解すること。
これが第一歩です。

当教室のボイトレコラムにも、
たくさんの情報がありますので、
ぜひご参考にしてみてくださいね。

凝り固まった大人だからこそ

定期的に芸能事務所の10代前半の若者たちにも
ボイトレのレッスン指導をしています。

実は、彼女たちに対するアプローチは全く異なります。

なぜかといえば、
思い込みに囚われていない子供なので、
これと言った理論を先に伝えなくても、
身体からのアプローチや感覚的な説明で
スルッとできてしまうことが多いのです。
羨ましい限りです^^

当然長年の癖などで身体が凝り固まってる・・
などということもなく、
言われたことはスムーズに再現できてしまう。
(もちろん知識があればさらに成長は加速し安定するので伝えてますけれど)

一方、歳を重ねててきた大人のみなさんは、
たくさんの経験を重ねて、
バラエティに富んだスパイスをお持ち。

でも、余計な思い込みに包まれているところがあるのも確か。

でもそういった思い込みや硬さは、
自分と向き合い省みる「カウンセリング」と、
反論しようのない「正しさ」(論理に基づいた知識)
を手に入れることで少しずつ溶けていく・・・

声を出す前に、歌い出す前に、
自分を緩め、正しい情報で
その裏付けを得てください。

自分にも可能性があることを知ってください。

今からでもできることが、たくさんあるとわかるはずです。

どうして喉が疲れやすく枯れやすいか、
今そのしくみをお伝えしたことによって、
新たに何に気をつけていけば良いか、
気がついたことがあるはずです。

ぜひ神経を張り巡らせてください。  

まだまだのびしろがたっぷりある、
可能性だらけの自分に気がつくでしょう。

そうしたら次です。
「位置について・・・用意!!」
が整ったところで、やっと身体と声を使っていきます。
何が実践的に必要なのかしっかりお伝えして行きますね!

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